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アコースティックギター、始めるならいつがいい?初心者の方へ。

東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。

 

●今回はアコースティックギター、いつから始めればよいかです。楽器は若いころからやっていればいいとよく聞きます。もちろん若い、特に10代は飲み込みも早く確かにいいことが多いです。若いころの興味と20代から30代の飲み込みのスピード、50代と色々と差があります。これは仕方がないことなので正直なところ年齢はあまり関係がありません。よく聞くことに、「音感」があります。この音感はとても大切なのですがアコースティックギターに関して言えば音感が最初から長けていなければならない、また始めてすぐに音感を身に付けるトレーニングが必要。そんなことがないのがアコースティックギターのいいところですね。多くの弦楽器、とくにクラシックで演奏されるものはフレットがありません。ですので音感が最初から必要になります。このトレーニングを行わないとどこを押さえてたら性格な音程がでるか分からないため、なかなか音楽が成立しません。楽しくないのですね。しかしギターはフレットの位置は決まっており、また多少フレットから指が前後していても音程がずれてしまうことはありません。少しきれいな音にならないことがありますが少なくとも音程はずれることがないのです。そういう意味ではピアノ、アコースティックギターは最初は音感も必要がないため楽しいかもしれません。もちろん音感は必要なものですが正直一朝一夕なものでもないので根気よく鍛えていけばいいのではないかと思います。そしてアコースティックギターは最初はコードが多いのでコードが明るいのか暗いのかなど分かれば十分だと思います。最近では動画ならYouTubeなどが充実しています。そしてヒットソングなら多くの曲の楽譜が安く手に入ります。その意味でギターは年齢関係なく挑戦しやすい楽器ですね。

 

・10代

この年代からギターを始める方は最近では増えました。以前はアコースティックギターも高価なものでした。かつ、10代の方はその殆どが親御さんに月謝を支払ってもらうようになります。私がアコースティックギター、エレキギターを始めたころはまだまだギターを弾くことすら一般的ではなく親世代が音楽と言えばクラシックといった時代でもありました。最近では「どうしてそんな音楽を知っているの?」「親が聞いていたので」といった会話をよくします。昔は本当にありませんでした。このように音楽を聴く環境も変化をしており、ミスチルやスピッツなどもうかなり前の音楽なのですがいまでも若い、10代の生徒はよく聞くそうです。ただしその代わりもうトレンドがなくなりましたね。みんなが知っているミュージシャンというのが本当に少なくなりました。10代なのに最初から昔のヘビーメタルが好きな生徒もいます。もちろん今大人気のミセスグリーンアップルといったバンドよく聞きますね。そしてこういった音楽に理解がある親御さんの子供が10代に差し掛かった時代です。子供でもアコースティックギターを弾く人が増えた理由だと思います。しかしどうしても10代、特に10歳までは体が大きくありません。体の大きさと手の大きさは関係がないのですがそれでも手は小さいですね。そうなるとアコースティックギターそのものができない訳ではありませんがどうしてもコード、特に左手の親指を使って6弦をミュートするといった握りしめる演奏が苦手です。この奏法はとても大切なのですが手が大きくなるまでは少し音は汚いとは思えども、仕方がないので飛ばして教えることもあります。ただし、10代といった多感な時期と思いの深さで「できなからやらない」にならない生徒が多いですね。手や体の大きさは成人の大人と違い不利なのかもしれませんがピュアな気持ちで取り組んでくれる。そういった意味では10代からのアコースティックギターはお勧めします。テクニックは大きくなってからでも構いません。それよりも練習すればできる、音楽は楽しい。そういった気持ちがこの年齢から持つことができればそれでも満足だと思っています。ただしT’sGuitarSchoolでは10歳以下のお子様に関しては親御様同席でレッスンをお願いしています。そして親御様も必ず自宅練習にお付き合いくださることをお願いしております。

 

・20代、30代

最近では20代の生徒さんが増えました。理由は色々ありますがまず以前ほど残業ができなくなり仕事が終わったら時間ができる人が増えた気がします。仕事帰りの生徒さんと言えばどうしても残業後となり遅い時間の人が多かったように思います。また会社の仕事でいっぱいでアコースティックギターの練習なんて暇がない。そんな時代もありましたが今は変わってきたように思います。特に最近ではリモートもあり、自宅での時間が増えた人が多いのではないでしょうか。20代、30代の生徒さんもやっぱり若いですね。その意味では飲み込みが早いです。もちろん10代の様にはいかないとは思いますがそれでも60代の生徒さんから比べればどんどんと上達している気がします。もちろん練習量も大切なのですがアコースティックギターに強い憧れがあるのもこの年代のように思います。また飽きにくい人も多いですね。上記にあるように初心者であっても音感はまず最初に必要ではありません。ですのでぜひアコースティックギターに挑戦してほしいと思います。楽器イコール音感といった考えは確かに正しいのですが趣味で楽しむ分にはそれほど重要だとも思っていません。思い切ってアコースティックギターに挑戦してほしいと思います。

 

・50代

以前、10年以上前なら実は生徒の殆どが30代から40代でした。世代の関係もあります。私が渋谷で今のギター教室をオープンした時、12年前でしたが60代の方はビートルズ世代となっており、60代の方の入会、そして初心者の方も多かったです。そして憧れのギターだっととも聞きました。しかし今現在の50代の方はミスチルやスピッツなどがリアルタイムで台頭した時代です。ですので最近は50代の方がギターを始めるケースが増えました。また若いころのように残業に追われることもない人も多く、会社帰りの時間を有効に使いたい人にはお勧めです。また仕事は仕事で忙しいけれども土日には自分の時間が取れるのもこの50代ですね。そういった意味で趣味を見つける一環としてアコースティックギターに挑戦する人が多いです。ただし、20代、流石に10代のイメージで練習やレッスンに取り組まないでほしいと思います。飲み込みが悪くなったり指がいうことを聞いてくれなかったりは仕方のないことです。私がよく言うのは「ゆっくりと取り組んで下さい。楽器は難しいのでそう、簡単に結果がでないのもギターですよ」これはとても重要です。実際、中には10代のころの飲み込みのスピードとのギャップでがっかりしてしまい、挫折する人も多いです。そして年代的に自分から習い事をする年代ではありません。50歳になってやっと初めて自分のお金で習い事をする方も多数です。習い事そのものの経験も初めてなんですね。だからどうしても10代のころのイメージで挑戦してしまうようです。T’sGuitarSchoolは個人レッスン専門のギター教室です。ですので初心者でも過去に経験者でも構いません。しかしグループレッスンのように誰かに置いてゆかれることもありません。長い目でギターに取り組んでもらえればと思います。

 

・それ以上の年齢の方

もちろんギターは可能です。ただ50代の人以上にゆっくり取り組んでほしいです。老後の趣味と58歳くらい、いわゆる退職前からレッスンを開始する人も多いです。実際、こういった方は若いころにかなり練習をしていた人が多いです。全くの初心者の方はかなり少ないです。もちろん全くの初心者の方もいます。いずれにせよ大切なのは自分のペースで回り、出来具合を気にせず練習をしてほしいと思います。年齢からか、どうしても「できなければならない」といった自分への厳しさがあります。それ自体は構わないのですがやはりすぐにできるものではありません。また本当にいうことを聞いてくれない左手、右手にイライラしてしまうのも、実は若い人よりも年配者なんです。そこには長年の経験があるからなんですね。もちろん素晴らしいことではありますが何度も書きますが根気よく取り組んでそれこそ、よい老後の趣味になればいいと思っております。また時間を作りやすいのもこちらの年代ですね。50代はまだまだお仕事も現役ですが退職近くになってくれば、また退職して自由な時間も増えるひとが多いです。もちろんお仕事はしておられる方が多いですが、家庭も安定している人が多いです。お子さんが既に独立しているなど。趣味を始めるにはいい年代ではないでしょうか。

 

●このようにどの世代でも実際はアコースティックギターは可能です。もちろんエレキギターも問題ありません。子供のころからやっていなければ遅いとは言いません。そして各年代に有利な点、不利な点もあります。しかし不利な点があったとしても「できない」ではありません。私はよく生徒さんに「音楽はスポーツじゃありません。いつかできるようになる」とよく言います。10代ならまだしも、50代の人がプロ野球選手になりたいなんて想像もつかないことです。ギターは一生の趣味としてはとても最適です。もしギターに挑戦してみたいと思ったらすぐ実行してみて下さい。そしてギターは楽器です。簡単ではありません。ぜひ、ギター教室を探して習ってほしいです。それでも最初は難しいかもしれませんが長く音楽の趣味を手に入れることができると思います。

参考にしてみて下さい。よろしくお願いします。

 

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