東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。
●今回は初心者の人がギターを習うとどうなるか。といったことについて書きたいと思います。もちろん結論はとても効果があります。変な癖がつく前にしっかりとしたことが習えれば将来、かなりギターが弾けるようになるでしょう。でもこのギターが弾けるという言葉は抽象的なのものでもあります。どのレベルで弾けるというのかは人それぞれだからです。そうなると独学でも弾けるようになるなら、あえてギター教室に通うことは必要がないのかもしれません。これはアコースティックギター、エレキギター、どちらも同じことです。ただジャズはそうではない場合もあります。長年ロックを弾いていて、もうエレキギターは極端に難しくない限りは大体の曲に対応できる。しかしジャズだけはどうしてもそうはいかなかった。そんな人が多いです。ですのでエレキギターを弾くことに慣れているならもうさすがに初心者ではないですね。今回は初心者の人がギターを習うと?がポイントになります。
・最初から正しいことが学べる
これはもう絶対的に効果がありますね。T’sGuitarSchoolでは初心者の人はギターを買って一カ月以内の人と考えています。実際にアコースティックギターでもエレキギターでも独学で一カ月でも弾くことができるのならもうその情熱は大したものです。実際の数字は分かりませんが少なくともギターを最初に購入して独学でYouTubeなどで勉強しても全く最初は指も動かない、アコースティックギターならコードもほとんど音がでないでしょう。もちろんこれは独学だからです。YouTubeで弾けるようになっている人がたくさんいると聞くのですが講師の私からするとこれで弾けているうちに入るのでしょうかと思ってしまいます。もちろん私は講師なので厳しいのかもしれませんがそのレベルで弾けるようになっていると感じているのならすぐに飽きるでしょう。やはりそれは弾けているうちに入らないからです。もちろん本人が楽しいならそれで構いません。そんなことでは絶対にダメとも言えないです。そういったことで一か月以上独学のままなら正直それはすごいことです。Instagramなどでよく見かける、ギターを練習して何日目といったものもたくさんありますがこれは企画なので参考にしないでほしいです。そして人それぞれなのでこちらも注意です。本当にその日数でそこまで弾けるようになったかは疑問が多いです。そして本当に初心者だったのかなどなど。そこでT’sGuitarSchoolではギターを購入して一カ月以内の人を初心者と呼びたいです。弦の数もわからないくらいの人でも構いません。私はたくさんの初心者の人を教えてきましたがそれで普通です。最初は皆さん、そんな感じです。でもそこから教わることができるならそれはよいことですね。とにかくまっさらなままです。ピックの持ち方を例に挙げますと、実はピックの正しい持ち方はあまり知られていないのです。なぜなら弦楽器でもギター特有のアイテムだからです。弦楽器はギター以外は弓か指です。そうなりますと弦楽器の歴史は長いのでスタイルはあっても本当に人間の指の構造上、弾きやすい、良い音がでる。これはもう大成されててだれが言っても同じことになるでしょう。弓もそうです。ほとんどの弦楽器は弓が主流です。ですのでよほど特殊なことがない限りはそれこそ、YouTubeでも同じことが学べます。しかしピックは違います。かなり言っていることはばらけてしまいます。やはり歴史が浅いのが原因です。時代によってはピックの平面を使わないでエッジの部分で弾いていた時代もあります。どうしてそれほど特殊なことを思いつくのかというとやはりお手本がないからです。ですので実際のミュージシャンであっても正しいかどうかは分かっていません。落としたら予備で対応するのでとにかく持つ、こんな人も多いです。ちなみに私も数々ライブを行いましたがピックを落としたことは一度もありません。練習中にですら落としません。これは正しい持ち方を知っているからです。私たちのポピュラー音楽と呼ばれるブルース、ジャズ、ロックなどは1950年くらいから熱を帯びた気がします。それはアコースティックギターの登場であったりエレキギターの登場であったり様々な理由があります。しかししょせんはまだ100年も経っていないのです。その時代を牽引してきたミュージシャンもまだ存命で活躍もしています。それだけ歴史が浅いのでどうしてもこれがベストとはならないのでしょう。しかしベストは必ずあります。そしてそれを教えている人もいます。このベストの教え方をT’sGuitarSchoolでは行って伝えております。それを最初から身に付けることができます。それができればアコースティックギターで弾き語りをしたい人でも将来、ロックをしたい、エレキギターを弾きたいとなっても簡単に対応できます。しかしアコースティックギターを膝の上に置いて弾いている人がエレキギターのようにボディも薄くなり、膝に置かないようになったらそれでもうすでに違和感です。一からフォームの見直しです。そこから始まってしまいます。しかし本当の基礎はそういったものではありません。アコースティックギターからエレキギターに転向しても、またジャズに転向しても同じフォームが基礎です。最初から正しいことを学べるとは、基礎をしっかり、そしてどんな形のギターでもオールマイティにこなせるようになります。
・音楽の勉強ができる
T’sGuitarSchoolでは基礎を中心にレッスンを行います。そして課題曲があります。この課題曲がこなせるようになると自由曲と言って生徒さんの好きな曲を持ってきてもらい、弾けるように指導してゆきます。独学だけの人は好きな曲からまず挑戦するのではないでしょうか。しかしそれは身の丈に合った曲かどうかは分かりません。好きな曲なので思いも入り練習もはかどるのですがやはりギター歴の浅さからできないこともあります。例えば指の力ですね。その好きな曲は指の力、また指が開くようにならないとできない曲かもしれません。しかしそれすらわからないで挑戦してしまったら経験値としてできないだけなのに挫折してしまいます。YouTubeなどを観ても同じことです。その曲を弾ける人はかなりの経験者かもしれません。もちろん時間をかけて必死に練習をしてゆけばいつか弾けるようになるでしょう。またその間に指の力、手の力もついてゆくと思いますがそれは基礎練習をしていれば半分の期間でできることだったかもしれません。確かに最初から弾きたい曲ができないのは残念かもしれませんが将来を見越して、最初はギターに挑戦してほしいと思います。そして簡単な曲を選ぼうとするのも独学でギターに挑戦する人の傾向です。しかし、簡単な曲とは?という疑問が私にはあります。実際に、バンドを組むようになってエレキギターを始めた。自分は初心者なのでバンドのメンバーが簡単な曲を選んでくれた。そんな経緯で私に相談があります。しかしそれは本当に難しい曲だったことが多いです。バンドにエレキギター経験者がいて、その人が弾けたからと言ってそれが自分にとって簡単な曲とは全く限りません。また巷で初心者向けの曲というのもあるようですね。初心者向けと聞いて楽譜を買いましたと言って、持ってくる曲が本当に同じなんです。これには本当に驚きます。ですのでどこかで簡単な曲としてアップされていたりなぜかそういった話が出回っているのでしょう。ちなみにそんな曲、本当に難しいです。どうして簡単な曲に数えられているかは定かではありませんが、どうもコードが簡単な場合が多いです。またコードが少ない場合もあります。アコースティックギターならセーハを使わない曲であったりもします。エレキギターならギターソロがない曲だったり、極端にソロが簡単な場合もあります。どうしてコードが少ないのかというと展開がない場合もあるのですが速い曲な場合があります。以下にコードが少ないといっても速い曲は難しいのではないでしょうか。アコースティックギターも同じくどうしてセーハのコードがない、少ない曲なのかはそれが難しいから。それは初心者にとっても難しいことになります。ですので簡単な曲の概念がテクニックになっており、曲のスピードなどを考慮されていない曲が多いです。簡単とよく言われている曲すら弾けないので自分には才能がないと思いギターをやめる人が多いです。違います、あなたの挑戦した簡単な曲は講師の私から見れば難しい曲ですと言いたいです。このように音楽全体をみて曲を判断する能力は先生の話なんですね。その人の経験ではありません。たくさんの生徒を教えてきた私だから選べる曲、それが課題曲です。その課題曲には楽譜の読み方、エレキギターの奏法によく使用される書き方など色々詰まっています。そうやっていくことで音楽にも強くなるのです。ギターを弾くことは音楽をすることです。独学で好きな曲、簡単な曲に挑戦する人が楽譜の勉強、リズムの勉強はしません。弾けるようになる、ただそれだけです。T’sGuitarSchoolではそういったことではなく音楽そのものの勉強もできるようになります。
●このように初心者の方こそ習いに来てほしいです。どうしてギターを弾きたいのか、そんな質問は漠然としていて、明確な理由がない人も多いでしょう。もちろんそれで構いません。しかしせっかくギターを購入して音楽に挑戦するのだから末永く続けて行ける趣味にしてほしいと思います。憧れの強さは人それぞれですがまずは本当にギターを弾けるようになってほしいと思います。参考にしてみてください。
よろしくお願いします。