Loading...

Rockについて 第8話

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

前回の続きです。

 

レスポールを愛用するギタリストもたくさんいます。しかしレスポールは先駆者である

フェンダー社よりもずっと手間のかかるギターです。というより、フェンダー社が

簡素化したとも言えます。本来ならレスポールの製法が一般的なギターなのです。

その辺はメーカーの保守的な考え方もあったのかもしれません。そのため考え方としては

楽器のレベルとして同じものなら、レスポールはフェンダー社の約2倍の金額を考えて下さい。

とても良く鳴るストラトキャスターが30万円ならレスポールタイプは60万円が必要になります。

作る手間が違いますので3か月で1本できるストラトキャスターと6か月で1本できるレスポールタイプは

どうしても値段に差がでます。

 

このようにレスポールが当時あまり人気がなかった、というか売れなったのは値段の差もあったのかもしれません。

また重いギターです。ストラトキャスターが軽いわけではありませんが比べてしまうレスポールはズシリと

重いギターです。ハードケースで持ち運ぶとなるとかなり大変です。そしてこの持ち運びにも不利なこと、

そしてハードケースで運んだとしてもネックが折れることもあります。もちろん倒してしまったり投げたりしたら

ですが。しかしフェンダーのタイプのネックが折れているのは殆ど見たことがありません。やはりネックに

角度がないので上部ですね。またメイプルネックということもあるかもしれません。レスポールはマホガニー

ネック。マホガニーはそんなに上部ではありません。しかし加工しやすく反りにくい木材だとも聞いています。

 

ネガティブな要素もとても多いレスポールですがあの低音と粘りのサウンドはRockですね。やはりそういった

感じの音楽、ギター奏法の人が愛用しているイメージです。

 

エリッククラプトンがストラトキャスターを、ジミーペイジがレスポール。この二人の活躍と音楽がなければ

ストラトキャスターもレスポールも今は無かったのかもしれません。こう見るとギターの歴史とミュージシャンの

歴史は本当に一致します。アンガスヤングと言えばギブソンSG。フライングVと言えばマイケルシェンカー、

ジミヘンドリックス。ギターのタイプはRockを語るとても大切な要素になっています。

 

次回はもう少し先の時代、80年代くらいのRockを中心に書きたいと思います。

よろしくお願いします。

 

 

このページのトップへ移動