いつもご覧いただきありがとうございます。
Rockについて書いてきてギターのことも絡めてます。やはりエレキギターがないと
Rockは語れないでしょう。今回はレスポールについて書きます。レスポールは
人の名前です。ギブソン社の依頼により考案に携わった人で、ジャズギタリスト
でした。しかし今回はエリッククラプトンと違い、ギターのほうに焦点を当てたい
と思います。
レスポールは1952年に誕生したと言われています。しかし発売中止の時期もあったようです。
レスポール氏とも契約は解除しレスポールはこの時点までRockの歴史では台頭していませんでした。
もちろんたくさんのミュージシャンが持っていました。しかしメインギターとして現在にいたる
まで認知されているほどのギタリストは1960年代までは登場していません。ここで1970年、レッドツェッペリン
が登場します。ギタリストのジミーペイジです。私からするとレスポール愛用者で一番に名がでるのが
やはりジミーペイジ。もちろんザックワイルド、スラッシュとたくさんいますがほぼ70年代以降の
ギタリストです。
しかし残念なことにジミーペイジの当時使用したレスポールは1950年代と聞いています。もう市場には
同等のものがありません。ジミーペイジの登場によりレスポールの人気に火がつくのですがそこからの
1970年代のレスポールは…。残念ながらいいものはありません。むしろ現代のほうが技術の向上や
機械の発展からよいものが多いです。
レスポールは本来大量生産に向いていません。ストラトキャスターと比べると手間が多いです。
まずセットネック。こちらは大変技術のいる作業です。それに比べればネジで固定している
ストラトキャスターの方が遥かに楽です。きっちりとネックポケットを作ればもうネジを
締めるだけなのですから。
そして塗装。ネックとボディを別々に塗装ができればとても楽です。しかしネックとボディを
外せなければ一人の人間が行うしかありません。ネックの指板は塗装がありませんがバックの
部分はやはり塗装があります。ヘッドは黒く塗るのがギブソン社ですがそれでもボディを外せないなら
作業スペースはどうしてもストラトキャスターに比べて広くなります。
また基本的にレスポールはトップにメイプルを張ります。特にトラ目のメイプルは当時でも高価です。
黒く塗ってしまってもよいのですがそれでもトップ板は必要なのでこの接着、そしてカーブをつける
手間もまたストラトキャスターより多いことになります。
次回は続きです。よろしくお願いします。