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Rockについて 第6話

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

Rockのことについて書いてきてもう第6話。しかしあまりにエリッククラプトンに

話が寄っているのですがあながちおかしいわけではありません。今回はどうして

現在に至るまでエリッククラプトンはストラトキャスターなのかを推察し

Rockの歴史を見てみたいと思います。

 

クラプトンのギター遍歴はたくさんあります。ギブソン社、もしくはギブソン社の

開発のシェイプが多いのですがテレキャスターの時代もあったようです。

しかし概ねエリッククラプトンと言えばストラトキャスターです。例えばリッチーブラックモア

もストラトキャスター愛用ですね。しかしテレキャスターではないのです。特にボーカリストの

ギターはテレキャスターなのですがクラプトンは歌も歌います。最初はリードギターで歌は

他の人でした。

 

そういった意味ではボーカリストのもつギターはテレキャスター。この常識を覆しているように

思えます。そこでテレキャスターとストラトキャスターの違いを見たいと思います。

 

テレキャスターは左右対称に作られています。向かって右側のカッタウエイの部分は左右対称では

ないように思えますがその点以外は左右対称です。しかしストラトキャスターは違います。

このストラトキャスター以降はどんどんと左右対称がずれていってしまします。

弦楽器は本来は左右対称なものです。左右を非対称にすればサウンドのバランスは崩れます。

そのサウンドがお利口な音ならばRockになるでしょうか。Rockとはバイタリティの強い音楽です。

Jazz,FunkなどPopsは本来そう言ったものですが中でもRockの魅力はこのバイタリティ。

そのエネルギーは社会などに向けられました。もちろんラブソングもたくさんありますが

やはり反体制のもの。ベトナム戦争などの時代もRockは大きく影響しています。

クラッシックにはそこまでの考え方はなくむしろ教会音楽からスタートしているため

ある意味では体制側の音楽とも言えます。もちろん社会に対する思いを込めたクラッシック音楽

もたくさんありますが歌詞がない分、初めて聞いた人には曲の趣旨は分かりにくいのかもしれません。

 

あえてこの少し崩れたサウンドがRockの代名詞だったのです。ボーカリストは歌で。だからギターは

テレキャスターでもいい。しかしリードギターは違います。崩れたサウンドで自己主張をしなければ

ならないのですから。

 

エリッククラプトンが最終的に愛用したストラトキャスター。私の勝手な理解ではありますが

やはりRockだったのではないでしょうか。

 

次回はレスポールについて書いてみたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

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