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ネックについて 第5回目

ネックについて 第5回目

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

ネックについて。第5回目まで来ました。とても重要なパーツです。

ギターはネックとボディ以外は消耗品など言われるくらいのものです。

 

今回はネックのバックの部分です。

このネックのバックについては材質が主になります。音程などはフレット、フィンガーボート

の方にウエイトがあります。その主な材質から。大きく分けて

 

メイプル(楓です)

マホガニー

ローズ(あまり見かけません)

の3種類ですが主に上の2種類です。オールローズといって全てにおいてローズウッドで作った

ギターが過去にフェンダーから発売されました。ビートルズのジョージハリソンが使用したことで

有名です。しかしローズウッドそのものがアコースティックギターのサイドとバック、ネックなら

フィンガーボードと使われる部位が薄いことからその太い材を探すのに大変です。カットする時点で

存在しないので。フェンダーという大手メーカーのなせる業でしょう。

ですので解説するならメイプルかマホガニーになります。

 

定番はメイプルです。木は大木にならないのですが楓。たくさん採取できると思います。適している

種なのかは別としても世界にたくさん生えているはずです。しかし私の脆弱な知識ではありますが

日本にはハードメイプルといったとても固いメイプルは入荷できないらしいのです。もちろん大手の

ESP様なら可能化もしれませんが小さいメーカー様では中々アメリカが輸出に応じてくれないようです。

ここで大切なのはどんなメイプルでも良い訳ではないということ。産地であったり強度であったり。

所謂トラ目といわれるフィギャードメイプルはとてもかっこいいのですがネックの反りには弱く

ハードメイプルかつ、フィギャードは探すのに困難です。ネックの反りはもちろん治るものなので

ハードメイプルではなくとも良い気はするのですが製作家はどうしても嫌がりますね。最初から

反りやすいというリスクを負いたくないのは当たり前かもしれません。

 

また同じメイプルでもバーズアイといった木目のメイプルもあります。これもかっこいいですね。

高級家具に使われております。かっこいいかどうかは人それぞれなのですが単に白い木よりは

インパクトがあっていいかもしれません。

 

ご注意いただきたいのはどんなメイプルでも良い訳ではないこと。それからバーズアイでも

トラ目でも音は関係ありません。また本当に詳しく言うとバーズアイもトラ目も

杢(もく)といって木目ではありません。ごちゃごちゃにされていますが。

 

次回はマホガニーについて書きます。

 

よろしくお願いします。

 

 

 

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