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今回はボディパーツエレキ編、その他のパーツ4回目。細かいパーツを
紹介します。
まずはピックガード。ボディにあるアクリルの板です。ギブソン系のものなら涙型など
色々とあります。ピックガードはその名の通りピックの傷を防止するためのものでした。
傷防止といえば古くはゴルペ板。こちらはクラッシックギターにあります。ですので
ボディの傷防止は意外にも昔からありました。クラッシックギターは本当にボディを
たたくこともあり傷がつきやすいのですがピックを使うエレキギターにはそれほど
必要がありません。ギターは本来ピックで弾くものではありません。すべて右手の指でした。
アコースティックギター、エレキギターになってからです。もちろん弦がスチールになったせい
でもあります。そこでピックの傷をメーカーは防止したかったのかと思います。
しかしピックを正しく使えればピックの傷がボディに付くことはあまりありません。演奏中なので
なにがあるか分かりませんが私のギターは傷はとても少ないです。
たまにギターの木が見えるくらいボロボロになっているギターを見かけますが正しいピッキングでは
なかったように思います。肘の辺りの塗装が剥げてしまうことは仕方がありません。ギターの傷には
致し方ない部分とそうでない部分があります。
ギブソン系のピックガードは本当に必要なのか?という考え方が最近多く、最初からピックガードが
ないものも増えました。本来、ピックガードがあるものなのでデザイン的な問題で以前は殆ど見ません
でしたが最近ではなしもいいかもといった感じになった気がします。とても高いもの、オーダーでも
ない限り、100万円の綺麗な木の木目のギターでもピックガードは塩ビです。ピックガードだけが
品祖に見えます。
フェンダー系のギターはピックガードがないものは昔からありました。その代わりトップの板を張ったりします。
フェンダー系のピックガードは配線を同時に隠すこともできるのでギブソン系のピックガードに比べて機能的です。
しかし配線も別の場所にまとめてしまえば問題はないので割と早い段階でピックガードのないストラトキャスターが
登場しています。またピックガードの枠さえ交換してしまえばピックアップのタイプ、シングル、ハムを
自由に交換できます。ギブソン系は大きな隙間が空いたりするため、ハムをシングルに変更したりすると不細工な感じです。
そしてこのピックガードもやはりピックの傷防止に大いに役立つものではない気がします。
次回はエンドピンをご紹介します。
よろしくお願いします。