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トラスロッドについて 第6回目

トラスロッドについて 第6回目

いつもご覧いただきまして誠にありがとうございます。

 

トラスロッドは大切!と書いてもう6回目になりました。説明、大変なのですが

ゆっくり進行してゆこうと思っておりました。

 

今回はその方法です。

 

ネックが順反り

時計回りに、ボディ側なら右に回します。

ネックが逆反り

反時計回り、ボディ側なら左回り。

 

ネックの反りがどちらか確認できたら各工具を使ってどちらかに回して調整してください。

まずはゆっくり回しましょう。ギターによっては殆どトラスロッドを動かしていないものも

あります。そうなりますと錆などで最初はとても固く回らない場合もあります。また塗料が

落ちていて…なんて新品でもあり得ます。そして少し動いたらら確認。また動かして確認。

これを繰り返してちょうどよいと思ったら完了です。順反りの場合、弦の張力がありますので

必ず弦を緩めてください。弦の張力で効きが悪いこともあります。逆反りは弦の張力は

関係ありませんが少し弦を緩めて調整するほうが無難です。

 

とにかく無理をしないで下さい。特に中古、オールドギターはトラスロッドの状態が分かりません。

楽器店が把握しているとも思えません。楽器店様には申し訳ないのですが。ここまで書きましたが

実際にはネックの反りはリペアに出すことをお勧めします。私の経験ですが夏に思いっきり反ってしまいました。

湿度をたっぷり含んでしまい、逆反り。これはフレットに弦が近づいてくるので最悪です。私の場合は

くっついてました。こうなれば応急的に調整するしかありません。ただしまっすぐは無理です。

少々やりすぎて順反りでも良いからとにかく演奏できるようにしなければ。だから順反りの場合は

私はよほどのことがない限り諦めて年に一度のメンテナンスの時にお任せします。メンテナンス時には

必ずトラスロッドは調整します。

 

厄介なのはネックがねじれること。例えば6弦側が順反り。1弦側が逆反り。これはもうトラスロッドでは

治りません。アイロンを使って修理するか、演奏し終えたら弦を緩めて対応するか。アイロンという手も

ありまがまた反ってくることもあり得ます。完璧に治らない。私の見地ではネックはすでに不良品。

しかし中々メーカーは認めてくれないですね。

 

などなどトラスロッドの調整の仕方は書きましたが極力はお店に任せましょう。大切なのはギターのコンディションを

いかに保つかなので。年に1回はメンテナンスをお勧めします。

 

次回からボディです!

よろしくお願いします。

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