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初心者にとってのギター教室とは?

東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。

 

今回は初心者にとってのギター教室で書きたいと思います。

実際には実は初心者の方が圧倒的に多いです。なぜか経験者の方が少ないです。

 

ここで初心者とはどのような人かというと

・ギターをまだ持っていない、触ったことがない。

これは私の中での判断ですがこのような人を指します。そして初心者ではありますが

少し上達の早い人の条件として

 

・楽器経験がある

こちらは主にピアノが多いです。ピアノとギターは全く違う楽器なのでピアノ経験がギターに

生きるかどうかは疑問だと思われますが実際には大きく違います。アコースティックギターであれ

エレキギターであれ、楽譜はあります。タブ譜という特殊なギター専用の楽譜がありますが

それでも実際にはリズム譜はギター専用ではなくやはり共通のものです。ドレミを読まなくて

良いようになっているだけです。ピアノはその学習方法からとにかく楽譜を用いているようです。

ピアノ経験者で楽譜が読めない人は稀です。ト音記号の仕組みやヘ音記号の仕組み、あまりに

詳しいことは知らないにしてもそれでもドが五線紙でどこにあるかは知っている人が殆どです。

子供のころにピアノを始める人が多いので子供にはそこまで教えられない。そのような状況から

五線紙に弱いピアノ経験者も多いのですがそれでも慣れ親しんでいるとは思います。この時点で

まず音楽を習うことに抵抗がありません。「ギターに挑戦してみよう」そんな思いが出るか出ないかは

やはり音楽経験が一番大切です。ギターを始めるきっかけになりやすいですね。そして他の楽器でも

同じです。打楽器でも同じです。ピアノ、吹奏楽部で管楽器。何かのきっかけで打楽器。とくに

打楽器の人は音程の出る楽器に憧れるのでギターを始める人は多いです。そしてこのような状況を

お持ちの方は「楽器好き」です。そのなかでギターという手軽な楽器を選ばれるようですね。

 

この時点ですでにギターに触れたことがない人でも楽器経験者は有利だと言えます。もちろん

最初から指導をしますのでギターを持ったことがない、触ったことがない人でも大歓迎です。

 

ギターを全く触ったことがない、かつ楽器経験もない方

音楽は何時からでも始めることができます。特にギターは音感を最初は必要としません。

フレット楽器と言われるエレキベースも最初は音感を必要としません。音感はもちろん

大切なものですがなければ音楽、ギターができないわけではありません。弦楽器は

元々音感が必要です。しかしギターはフレットという鉄の棒をネックに打ち込むことに

より音程が出せます。場所さえ覚えれば正しい音程が出る楽器です。まずはその点が

他の弦楽器より簡単です。そしてあまりに大きくはありません。チェロ、コントラバスは

大きな楽器ですがギターはそれほど大きくもなく、また生音もそれほど大きくはありません。

アンプをつないでしまえば限りなく大きな音になってしまいますが単体ではそれほど

の音量がありません。それでも聞こえないこともないです。ただアコースティックギターは

手の力によっては大きな音がでるのでご自宅での環境によっては昼間の練習が必要ですね。

 

大切なのは家での練習の時間です。レッスン中にギターは上達しません。レッスン中にできてしまう

テクニックがあるのならそれは自宅で簡単にできるレベルのものです。レッスンの内容を

しっかり理解し、家での宿題が大切です。そしてギターにはギターの効果的な練習の仕方が

あります。例えばギターだけではなく弦楽器は全く同じ音程が2か所以上あります。他の弦楽器は

基本的には4弦ですがギターは6弦。そうなりますと弦楽器の中でもまた同じ音が多いということに

なります。そうなるとどうやってギターの各弦の音程を覚えるか。これはギターならではの

練習方法があります。これを失敗するとなかなかドレミが覚えられないことになります。

また最初からドレミの位置を覚えることが必要ではない楽器でもあります。タブ譜という

ギター専用の楽譜があり、ドレミの位置はそれで理解できます。もちろん楽譜でもありますので

リズム、4分音符、8分音符などは読めないといけないのですが最初はそれほど複雑な音楽を

しなければそれこそ、先生の真似でも覚えることができます。

 

ではまず何が一番大事なことか。やはりギターを構えた基礎のフォームです。ごく稀に

家では胡坐をかいてギターを弾いて、教室ではストラップをつけて練習。このような生徒さんを

見かけますがフォームは大切です。時間や場所などでバラバラなフォームで練習しても効果は

ありません。結局、レッスン中にできなければ次のステップに進めないのでとにかく教わった

フォームで練習できるよう家での環境を整えてほしいです。このフォームは残念ながらすぐには

身につかないケースが多いです。特に教室では多くの生徒さんが使用するため、レッスンに

来ればまず、ストラップの長さの調整です。同じくらいの伸長の人なら別かもしれませんが

教室のギターを以前使った人となかなか同じサイズで弾けるものではありません。自宅の

ギターのストラップの長さをあまりいじることはありませんがレッスンの場合は必ず

チェックをしてほしいです。またその時に私から「長すぎますよ」「短すぎますよ」は

必ず指導します。その際に適正な長さになれば家出のストラップが本当に適正か確認しましょう。

たまに生徒さんがギターはレンタルではなくご自身のものを持ってきてくれます。その時、

結構な生徒さんがストラップの長さ、適正では無かったりまします。教室で私が指示をした

長さをしっかり覚えて帰ってほしいです。最近では簡単に写真が撮れるので写真を撮って確認

するのいいですね。

 

まずこのようにレッスンの時と同じ環境をしっかり整えることです。そしてそれがレッスンの

時にチェックできることが初心者にとってギター教室に習うことのメリットではないでしょうか。

またT’sGuitarSchoolでは講師は私しかいないので「先生が変わって毎回レッスンの内容が違う」

「同じ先生が予約できないので毎回、1回限りのレッスンで内容がバラバラ」「急に難しくなる」

などなどの理由がありません。T’sGuitarSchoolでは必ず「カルテ」と呼ばれるレッスンの進行表を

生徒さん各自に記録します。またそれはその日の最後ではありません。その生徒さんのレッスンの

最中、その生徒さんのレッスンが終わってすぐです。こうすることによりどのスピードでレッスンを

仕方忘れた、何を宿題といったか覚えていない。このようなことを防ぎ、次のレッスンは必ず

前回の復習、チェック、続き、宿題と目的をはっきりさせることができます。これも大切なことです。

初心者の皆様にとって自分が今どの曲が弾ける、弾けないを判断することは難しいことです。

そうなりますと、何が出来ていないから弾けないのかは分かりません。最近ではYouTubeで弾きたい曲を

「曲名 ギター」で検索すれば上手い人が弾いている動画が上がります。大変便利でそれを見ればできるかもしれません。

しかし有名な曲になると弾いている人の奏法がバラバラ。どれを参考にしていいのか分かりません。大まかに

楽譜がでるものもあるのですが実際、その動画の人はその楽譜通りに弾いていなかったものも観たことがあります。

参考なるものとならないものがあるのですね。

 

ギターの練習には順序が必要です。確かに好きな曲を早速弾いてみたい気持ちはよくわかりますが限度があります。

お勧めはすべて弾けなくても良い、最初の部分だけでもよい。など気軽な気持ちで挑戦することです。

そしてこの部分は弾けない、ここはパス。このような形でも最初は音楽は楽しめます。そのうちに最低限度

ギターを弾く指の力などが付いてきてくれれば再挑戦した時は弾けるようになるかもしれません。曲に合わせて

弾いているならこれでも十分楽しいかもしれませんね。しかし、いつまでもこれでいいのでしょうか。

上記のように引ける部分と弾けない部分があればいいのですが全く手も足もでない、これではギターが楽しくなる

前に諦めてしまいたくなります。これは挫折につながりせっかく買ったギターも残念ですね。

 

ギター教室に通えばこういったレベルをしっかり把握できることができます。T’sGuitarSchoolでは課題曲が

あります。これは講師歴23年、生徒300人以上受け持ってきた私のノウハウが詰まった曲です。もちろん

最初は難しすぎる曲、現段階で必要のない曲、簡単すぎてすぐにできてしまう曲。こうのような紆余曲折

があり、今では私の中で大成しています。1曲目ができれば2曲目、この順番がしっかりとありみな、

出来るようになるんですね。そしてエレキギターコース、アコースティックギターコースはこの課題曲

がまず3曲クリアできるとある程度の難易度の曲ができるようになります。そこでわたしは自由曲と

呼んでおり、生徒さんの好きな曲を持ってきてもらいます。課題曲はギターのテクニックを身に着ける

ために大切なものではありますがいつまでも自分の好きな曲ができないのも寂しいです。

 

初心者の皆様にはこのようにギター教室に通うメリットがたくさんあります。デメリットと呼んでしまうには

寂しいことではありますが確かにお金が必要です。YouTubeはタダですね。しかし結局ギターまで購入して

1か月で辞めてしまうならせっかくなら一生の楽しみとしてお金をかけて習うことの方が私はいいと思います。

最初は基礎からの練習になるのでつまらないものかもしれませんが将来は必ず役に立ちます。そして

いままで弾けなかった、分からなかった部分もしっかり理解できるようになるのではないでしょうか。

 

参考にしてみて下さい。よろしくお願いします。

 

 

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