今回は私のステージでメインになるギター、辻四郎制作 フルアコ オリジナルです。
このギターもTopTheGuitarGently様でのオーダーメイド。そしてJazz Liveで活躍
し続ける1本です。
ネック‥マホガニーバック(ホンジェラス産)トップはエボニー ヘッドはオリジナル
ボディ‥サイド メイプル トップ メイプル
ピックアップ‥リンディーフレーリン
最初はGibson175を使用しておりました。しかし、この辻四郎のサウンドにほれ込みまして‥。色々の仕様変更は
ありましたが2007年製作。実に13年私のJazzを支えてきた1本です。JazzLiveのみならず、レッスンでも
活躍しております。
ヘッドはアレクサンダー。このロゴは大阪心斎橋のTopTheGuitarGentlyのオリジナルロゴです。
単純な話、私の苗字が辻林なので‥。辻四郎のロゴを入れるのにためらいました。理由はそれだけの
事です。
せっかくなのでエボニーで製作してもらったピックガードに辻四郎のロゴを入れてあります。
最初は普通のエンビでしたがさすがに寂しいだろうと。
本来、ホンジェラスマホガニーは特別な材木。さすがに私には手の出ないものでしたが幸か不幸か当時
マホガニーの輸入が止められており、国内から取り寄せたためホンジェラス産になりました。
大手のメーカーさんはルートをたくさんお持ちですがどうしても個人の製作家はルートに
限りがあり入手できない材もたくさんあります。
このギターの特別なところはまず、辻四郎オリジナルシェイプのGembモデル。約16インチです。
Gibsonの175でもなくL5でもなく。
本来、フルアコの仕様のメインはネック‥メイプルバック、エボニー指板。ボディ‥サイドバックはメイプル、トップはスプルースです。
しかし私のギターは
ネック‥マホガニーバック、エボニー指板
ボディ‥オールメイプル(もちろんすべて単板です。)
当時、辻さんにも今までにない仕様だと言われました。
サウンドに関してはなかなかここでは書きづらいのですがさすが辻四郎。独特かつ基本的なサウンドに
私は大満足です。しっかりとした製作であれば本当に個性的なサウンドをシンプルに生み出すことが
可能です。ここが辻四郎の真骨頂。そして細部にメルプルをご自身の手だ張り巡らしております。
この技術に関してはまさしく驚嘆です。このバインディングの技術は類を見ないと思います。
ブリッジもサドルも本当に辻さんが手作業で作り込む。オーダーメイドの極みではないでしょうか。
かなり弾きこんだ1本。まだまだ私の相棒として活躍します。