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ギターのヘッド 1回目

ギターのヘッド 1回目

いつもご覧いただきありがとうございます。

本日より東京都の給付金が始まりました。T’sGuitarSchoolも

すでに休業しております。渋谷もたくさんのお店が休業しているので

これで少しは耐えれることができればよいのですが。

 

今回はギターのヘッドです。こちらも種類はありますので1回では終わらないと思い、

題には1回目と書きました。

 

まずヘッドの大きな特徴は曲がっているか、まっすぐになっているか。ここが

まずは大きく違います。弦楽器全てを見ると実は大半は曲がっています。ですので

あえて曲がっている、角度をつけているのが実情です。

 

ではなぜ角度がつかなければならないのかというと、もちろん大切な意味があるからです。

弦はペグに巻き付ける前にナットというパーツに乗せます。ここには溝がついており

その溝を通して弦は最終的にペグに巻き付けてゆきます。その際、ヘッドには角度が

あって曲がっているので下方に向けて力がかかります。そうすることでナットから

ボディ、ナットからヘッドともう全く別の音程が生まれます。いわゆるこのナットが

弦の張力をヘッドに向けるのかナットに向けるのかを支配していると思います。

 

フレット間はどの間もほぼ均一になっています。もちろん演奏していてすり減るから

絶対に均一にはならないのですがそれでも微々たるものです。しかしナットは弦を溝

で受けないといけないので高い位置にあります。そしてナットよりも低い高さに

1フレットがあるため、ギターは1フレットのみ、極端に高さが変わってしまうのです。

もしヘッドの角度が浅くナットと1フレット間に力が弱ければ1フレットを押さえたとき

弦は大きくしなってしまい、チューニングが押さえて合わなくなるのです。ですので

ヘッドはしっかり角度をつけてナットと1フレットの圧力を高めるわけですね。

民族音楽の弦楽器もクラッシックで使用される弦楽器もほぼ100%ナットが存在します。

開放弦のみで演奏されるハープなどの楽器はナットがありません。そのかわり弦はたくさん

存在します。

このように弦楽器のネックの角度は非常に大切なものになります。

 

ネックに角度のないギターの話はもう少し後にしてみようと思います。次回はポピュラー音楽

であまり使用されない楽器、コントラバス、クラッシックギター、こういった楽器のヘッド

を考察したいと思います。そうするとヘッドに角度のない楽器がどうして生まれたか

分かりやすくなるでしょう。

よろしくお願いします。

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