いつもご覧いただきありがとうございます。
今回からBluesについて書いてゆこうと思います。前回に書いた通り、Popsの原点とも
言えるジャンルになります。現在の音楽にたくさんこのBluesの要素は含まれています。
そしてこれがBluesと言ってもわからないくらい、もう私たちの音楽には浸透をしています。
よく生徒にBluesの例え話をします。「私たちはカレーをもうインド料理だと思いっていないですね」
余りにもカレーが普及しすぎておりまた身近にあり過ぎて本来はインド料理だったのだと感じなく
なるくらいです。
Bluesはそれほど私たちの音楽に大きく影響しています。ですから弊社T’sGuitarSchoolでは必ず
Bluesを教えるようにしています。少し馴染みにくい部分もありますが原点であるBluesは必ず
知識としてあってほしいです。
Bluesはまさしく黒人が始めた音楽でした。古くは第一次世界大戦後くらいから音源が残っています。
この時代のBluesのミュージシャンにはブラインドと名前がつく人がいます。もちろん本名ではありません。
どうも盲目だったようです。日本も盲目の人が三味線を弾いたのと同じ感じですね。本当に仕事のない
方の一つの仕事の手段だったのかも知れません。録音も凄い状態です。ザーというノイズの中、音響は
まるでなく歌、ギター、そのままカセットテープに向かって録音したようなものです。歌のメロディは
Blues特有の5音階(5音階の説明は後半にいたします)でコード進行はみな同じ。これがBluesなのですが
そうなると英語の分からない私にはすべて同じ曲のように思いました。エリッククラプトン、キースリチャーズと
名だたるミュージシャンがこの時代のBluesを聞いてかなり影響を受けたと記事にあります。それならばと
私もトライしてみました。当時何枚か、この第一次世界大戦後のBluesを聞きましたがそれは強烈なもの。
その魅力はさっぱりわかりませんでした。
とても有名なこの初期のBluesのミュージシャン、ロバートジョンソン。さすがに原曲というか当時のまま
のCD等は非常に聞きずらいかもしれません。ただ、現在ではカバーとしてエリッククラプトンがロバートジョンソン
のCDを発売しているのでこちらで聞いてみてはいかがでしょうか。録音ももちろん綺麗に取れておりますので
少しは馴染めるかもしれません。
次回もBluesについて書いてゆきたいと思います。よろしくお願いします。