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Bluesについて 4話

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

今回も続いてBluesの話です。音階に関しては少し音楽の知識が必要なので

ギターやピアノなど楽器を習ったことのない人は少し難しいかもしれません。

 

ピアノの白い鍵盤。こちらを幹音と言います。その全て半音したがBlueNoteと呼ばれます。

Jazzのライブハウスの名前、ブルーノートはそこからきており、またJazzのレーベル

BlueNoteがあります。名前になるくらいこのBluesの音使いは大切なものなのですね。

 

前回から音階の話をしています。ここがとても重要です。民族的な音楽にはあまり和音、コード

(どちらも同じ意味です)は存在しません。和音の感性、感覚はもちろんありますが楽器は

本来複数の違う音を同時には出せません。和音は複数の音を同時に出すことを言います。

この和音は約300種類と言われていますがこれが可能なのはギターとピアノだけです。

ハープのようなたくさんの弦の楽器もありますが300種類の和音はできません。またバイオリンや

チェロは基本的に単音です。複数の音を出すこともできますが実用性はありません。伴奏の

ように弾けません。またベース音、楽譜の記号でゆうならへ音記号の楽器は音が低すぎて

和音は成立しないと言われています。もちろんバイオリンの理由と同じく例え弾くことができたとしても

伴奏をするものではありません。

 

このように根本的に和音を出せる楽器は殆どありません。ですからどうしても音階が先に登場します。

Bluesを演奏するときやはり和音を伴奏に使います。しかし全然音階には合わないのです。当然、

和音が存在しませんからその通りなのかもしれませんが実は理由があります。音階に合わせてしまうと

全くBluesではなくなるのです。上記、音階の話を書きましたが同じ理由です。本来の音階や和音から

ずれていることがBluesyなのですね。ですので無理に合わせてしまうと普通の音楽と同じになります。

短調、マイナースケール(どちらも同じ意味です)になりこれは既に西洋音楽に存在します。

 

明るい曲なのになぜか暗く、悲しく歌ってしまう。それがBluesなんですね。もとより奴隷として連れて

来られた人たちでした。明るい気分にはなれなかったのかも知れませんが。

 

ここまでBluesについてでした。次回はロックについて書きたいと思います。

 

よろしくお願いします。

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