いつもご覧いただきありがとうございます。
Bluesの回はいかがでしたでしょうか。音楽的な話も書きましたので
難しかったかもしれません。またBluesは原点であるがゆえにもうその
歴史は計り知れません。そして私達の音楽の日常に溶け込んでおりこれが
Bluesと言われてもなかなか理解が難しいところです。その要素は今の音楽に
たくさん反映されております。また日本では「~のBlues」などといった曲が
たくさんあります。歌謡曲に多く昭和の時代にたくさんこの題名の曲が存在しました。
しかし悲しいだけで私が前回まで書いてきた黒人のBluesではありません。
このBluesを原点に色々と音楽が派生します。まずはRockです。もちろんJazzにも
派生はするのですがそこは別に書こうと思います。Rockという言葉の原点は分かりません。
ジャンルを示す大きな指針は全くなく、誰かがそう呼び、それに追従した音楽ができれば
自然にそうなります。Rockとは岩なのですがもうその理由は分からないです。
しかし黒人音楽からのBluesと大きく違うのはリズムです。Bluesは軽やかな感じで本来なら
楽譜に書けるような音符がありません。Bluesの楽譜はたくさん存在しますが半ば無理やり
楽譜にしています。ですのでとんでもないもの、これはどう読むの?と思うものもたくさん
あります。Rockはそこが違います。あいまいな弾き方さえされなければ楽譜に無理なく
書くことは可能です。リズムの話なのでさすがに書くことはできません。しかしBluesのリズムを
通称シャッフルのリズムと呼ぶならRockのリズムは8ビートと言います。ただ、この8ビート
は和製英語です。このまま英語圏の人に話しても通じないと言われています。ただ日本では
一般的なビートの呼称になっています。
RockのこのビートはBluesとは違い非常に重たく、アクセントがしっかりしています。また
時折攻撃的なリズムです。そこが大きなバイタリティを生んでいるのかもしれません。
Bluesの悲しいではなくとても勢いがあり何故か力強い。Bluesは悲しい音楽なのに対して
Rockはとても力があります。それは社会などに向けられた力でした。ですので白人が
多く最初に登場します。
今回はRockの派生でした。次回からRockの歴史を書いてゆこうと思います。
よろしくお願いします。