Loading...

5月24日 渋谷T’sGuitarSchoolブログ

初心者から経験者まで。基礎からしっかり教えます。渋谷のT’sGuitarSchoolです。

東京は雨が続きていました。昨日、本日と曇りとはいえ、晴れました。何日ぶり

でしょうか。私の情報では東京は梅雨入り宣言はまだ。でももう梅雨といっても

いいですね。

今年は桜の開花から早く、そしてあっという間に散りました。まるで花見に来ないなら

散るぞ!と言わんばかり。寂しい春でしたがあっという間に梅雨。この梅雨は私的には

本当に嫌な時期です。毎年ここで書くのですがギターの調子が心配なのです。

ギターのボディは塗装があります。この塗装も色々あるとはいえ外界の湿度の侵入を防いでくれます。

ネックも塗装があるのですがネックは基本的に二本の木で製作されています。バックとトップに

分かれていてバックの方が太い木になります。フレットを打ち込み音程をだすのがトップ。

このトップの木が無塗装の場合が多いのです。エレキギターを作ったフェンダー社が一本の木でネックを

作成したのが最初ですがあまり一本の木で作るワンピースネック、またはメイプル(楓)のみで作る

メイプルワンピースは人気がありません。そしてこちらのメイプルワンピースが全部に塗装があります。

しかし最早こちらの方が人気がないので特殊となりました。

 

そうなると殆どのギターのネックのトップは無塗装になります。ここから湿度は侵入してネックの反りに

つながります。この時期の反りは厄介なもの。水分を吸ったネックのトップは膨張しおよそ100Kg以上

の張力と言われている弦の力を跳ね返し、逆反りというのを起こします。こうなると弦とフレットが

近づいて最悪はくっつきます。もちろんそうなると音はでません。例え出たとしても嫌なビリつきが

発生しアンプからもそのビリがでます。

 

悪い音になる訳ですね。こうなるともうリペアしかありません。私は応急的に自分で治しますがあくまで

応急です。折をみてメンテナンスに出します。もちろん乾燥の始まる冬にはまた乾燥で元に戻るのかも

しれませんが演奏に支障をきたすなら何等かの処置をとるべきですね。

などなど、梅雨は本当に楽器には大敵。もちろん全く水分を吸わないわけではないのでクラッシックの楽器、

バイオリン、コントラバス、チェロ。音が違うなんて言いますね。とはいえ気が付くのは演奏者のみ。

お客さんには全く分からないとは思います。

 

湿度管理。大変な時期になりました。

 

体験レッスン募集中。よろしくお願いします。

 

 

 

このページのトップへ移動