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初心者にとっての弦選び。エレキ、アコギ、大切です。

東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。

 

●今回は初心者の弦選びです。実は結論からいうと一番有名なメーカーを買うのが一番無難です。実際にはメーカーもたくさんあるように見えるのですがOEMと言ってブランド名は違うのですが同じ会社の工場で作っているケースもあり結局は弦の特性は同じだったりすることがあります。そうなると色々試しても結局は同じ音になることもあります。しかしOEMに関しては私でもどこのブランドがどこの工場で作られているかは知らないのですね。楽器店ももしかしたら知らないかもしれません。有名メーカーとは何かというとまずは安すぎないことです。有名メーカーが相場を割ったような値段で弦を売ることは稀です。パッケージの変更で旧製品が安くなることはあるかもしれませんが、実際にはパッケージ変更もあまり見ることがありません。まずはエレキ弦の有名メーカーを上げてみます。

 

・エレキギター弦にはさまざまなメーカーがあり、それぞれに特徴や得意分野があります。以下に代表的な弦メーカーをジャンルや特徴別に分けて紹介します。

王道の有名メーカー
1. Ernie Ball(アーニーボール)
特徴:明るくシャキッとした音、ポップ〜ロック向け

代表製品:Super Slinky, Regular Slinky

アーティスト:スラッシュ、ジョン・メイヤー、スティーヴ・ヴァイ

2. D’Addario(ダダリオ)
特徴:高品質・バランスの良いサウンド、ジャンルを問わず使える

代表製品:EXL110, NYXL(強度アップ版)

アーティスト:ジョー・サトリアーニ、ゲイリー・クラークJr.

3. Elixir(エリクサー)
特徴:コーティング弦で超長寿命、手触りも滑らか※こちらが上記にあるOEMです。コーティングをしていますがダダリオの弦だと言われています。

代表製品:Nanoweb, Optiweb

ジャンル:幅広く、特にツアーやレコーディングに◎

4. Fender(フェンダー)
特徴:Fenderギターとの相性抜群、バランス型

代表製品:Super 250s, Bullets(ストラト向け)

5. GHS(ジー・エイチ・エス)
特徴:太めで力強い音、ハードロック/メタル向け※こちらの弦はよくOEMになっています。

k代表製品:Boomers

アーティスト:トニー・アイオミ、エリック・ジョンソン

プロ志向・個性派メーカー
6. DR Strings(ディーアール)
特徴:手巻き製法、鮮やかなカラフル弦も有名(ネオン弦など)

代表製品:Tite-Fit, DDT(ドロップチューニング向け)

7. Dean Markley(ディーン・マーキー)
特徴:ビンテージライク、温かみのある音

代表製品:Blue Steel(冷却処理で耐久性アップ)

8. Cleartone(クリアトーン)
特徴:薄いコーティングでナチュラルな音と長寿命を両立

9. Optima(オプティマ)
特徴:金メッキ弦(24K Gold Strings)など超高級仕様もアリ

アーティスト:ブライアン・メイ(Queen)

ジャンル別おすすめまとめ
ジャンル おすすめメーカー
ロック・ポップ Ernie Ball, D’Addario, Fender
メタル・ハードロック GHS, DR Strings, D’Addario NYXL
ジャズ・ブルース D’Addario Pure Nickel, Thomastik-Infeld
長寿命・メンテ楽 Elixir, Cleartone
個性派・見た目重視 DR Neon, Optima Gold

エレキギターはたくさんの奏法があり、それに伴ってたくさんの弦の種類とメーカーがあります。実際にはどのジャンルにどの弦が向いているかは関係ありません。ミュージシャンの好みなのですね。実際にエレキギターの弦は1,2,3弦のプレーン弦に巻きつけるかたちで4,5,6弦を巻いています。この芯になっている弦が柔らかさや粘りにつながっているようです。上記のDRは私も20年近くの愛用の弦なのですが芯の弦が六角形になっているモデルもあるようですね。そして大きく分けるのは柔らかめの弦と固めの弦です。全く同じ太さにも関わらず弦には大きく柔らかめと固めがあるのですね。

 

今度はアコースティックギターの弦のメーカーを紹介します。

・アコースティックギターの弦にもたくさんのメーカーがあり、音の特徴や寿命、フィーリングに差があります。以下に代表的なメーカーを特徴別に紹介します。

アコギ弦の有名メーカーまとめ
1. Elixir(エリクサー)
特徴:コーティング弦の代表格。超長寿命&滑らか※こちらはエレキ弦と同じくコーティング弦です。中身はダダリオです。

Nanoweb:やや明るく、軽いコーティング感

Polyweb:しっとりした音、厚めのコーティング

Optiweb:よりナチュラルなフィーリング

おすすめジャンル:オールジャンル、特にライブ演奏

2. D’Addario(ダダリオ)
特徴:信頼性が高く、種類が豊富

EJ16(Phosphor Bronze):定番中の定番

XT / XSシリーズ:コーティングタイプ

おすすめジャンル:ポップス、ロック、フォークなど

3. Martin(マーティン)
特徴:老舗ギターメーカーの純正弦。自然な鳴り

 

MA140 / MA540(Lifespan):ナチュラルで長持ち

Retro:モノエル素材で落ち着いたヴィンテージトーン

おすすめジャンル:フィンガーピッキング、フォーク

4. Ernie Ball(アーニーボール)
特徴:明るくクリアなサウンド。コスパも◎

Earthwood:定番シリーズ(80/20 Bronze、Phosphor Bronze)

Paradigm:高耐久モデル(コーティングなしで強い)

5. Cleartone(クリアトーン)
特徴:極薄コーティングで自然な音&長寿命

おすすめ:Elixirよりナチュラルな音が好みの人に

6. DR Strings(ディーアール)
特徴:手巻き・温かみある音、個性的な弦も多い

Rare Phosphor Bronzeなど

7. GHS
特徴:伝統あるサウンド、特にブルーグラス系に人気

Vintage Bronze, Phosphor Bronzeなど

8. John Pearse(ジョン・ピアース)
特徴:フィンガースタイルやソロギターに定評

音質:繊細で豊かな倍音、ナチュラル系

9. Thomastik-Infeld(トマスティック・インフェルド)
特徴:オーストリア製、超高級弦

クラシック寄りの柔らかな音、ジャズ系にも◎

10. SIT Strings
特徴:「Stay In Tune」の略。チューニング安定性が高い

おすすめ:ライブでの安定性を重視する人向け

選び方のヒント
用途・好み おすすめ弦
長寿命で楽したい Elixir, Cleartone, D’Addario XS
ナチュラルな鳴りが好き Martin, John Pearse, DR
コスパ重視 Ernie Ball Earthwood, D’Addario EJ16
ジャズ/ソロギター系 Thomastik-Infeld, Martin Retro
フィンガースタイル John Pearse, Martin Lifespan

 

●このようにアコースティックギターでもたくさんの種類があります。こちらもエレキ弦と同じく柔らかめ、固めが大きくサウンドを分けるので上記のものはあくまで参考です。アコースティックギターはエレキギターほど激しくはないものの初心者でも弦は切れます。交換の際はとにかくサイズに注意をしてほしいです。また弦の値段はとても難しいです。今回は初心者には分からないことが多いため、有名メーカーを使う、こういった趣旨のブログなのですが実はそのほとんどが輸入品です。国産のメーカーもあるのですがなかなか店頭にありません。またアコースティックギターもエレキギターも弦は一番の消耗品になります。やはり値段は気になるところですね。例えば上記のThomastik-Infeld(トマスティック・インフェルド)はかなりのお値段です。しかし扱っている貿易商が少ないためどうしても高騰するのは確かです。決してダダリオより格段に良い弦とは言えない部分もあります。逆に私の愛用のDRは手巻きで弦を作っているメーカーなのですが実際には有名メーカーより200円くらい高いだけです。このように値段が必ずしも弦の性能や良さをきめるわけではありません。

 

エレキ弦

・ダダリオ、アニーボール、ディーンマークレーが安くて一般的な弦

アコースティックギター弦

・ダダリオ、マーチンが安くてお勧め

 

●どちらにもダダリオというメーカーは入ります。ダダリオはクラシックの弦楽器でも使用されるくらい世界で一番大きなメーカーと言えます。音色、固さが気にならないのならダダリオは一番無難なのではないでしょうか。上記に※を書いてますがエリクサーもエレキ、アコギ弦両方に登場した弦です。しかしこれはコーティングがメインであり弦の質を問うものではありません。そして値段の高さも実際はコーティング料金のように思えます。なぜなら中身がダダリオでその弦にコーティングをしているだけだからです。そしてくれぐれも間違いたくないのは最初に張ってあったメーカーの弦の太さです。安易に弦の太さを変更することはお勧めしません。弦は鉄でできているため少しでも太さが変わればその張力は非常に大きなものになります。実際にはチューニングの時点で100kgを超えると言われています。実際には太い弦を細くしても柔らかく感じて弾きやすくはなるのですがそれ以外の部分で悪い音になることも多々あります。結局は調のやり直しが必要になります。

 

参考にしてみて下さい。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

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