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アコースティック。色々意味があります。

渋谷で10年。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。

 

T’sGuitarSchoolにはアコースティックギターコース、エレキギターコース、ジャズギターコースの三つがあります。

やはり一番人気はアコースティックギターコースですね。しかしアコースティックギター、と言ってもその言葉には

色々な意味があり少し難しいです。

 

●アコースティックとは

本来は聴覚のという意味があるようですが一般的な使用は音楽用語にある気がします。実際、いまではエレクトリック

ピアノがあるため、アコースティックピアノのような言い方も耳にします。そうなるとガットギターと呼ばれる

クラッシックギターもまたアコースティックにまります。クラッシックギターは弦がビニールのもので

一般的にはクラッシック音楽に使われます。T’sGuitarSchoolでクラッシックコースはありません。

 

●T’sGuitarSchoolでのアコースティックギターは弾き語りのようなもの。

上記にあるようにおなじアコースティックと言ってもT’sGuitarSchoolで指導できるのは弾き語りを

するようなスチール製の弦をはるアコースティックギターです。一般的にはなじみが深いのはこちらなのかも

しれません。

 

●大きな違いは?

やはりスチールの弦なのか、ビニール製なのかは大きな違いです。大きくサウンドも変わります。そして

弦がこれほど違うのでどうしても指にかかる感覚が全く別になります。よく言われる指が痛いのはスチールの

方の弦です。逆に共通しているのはサウンドホールと呼ばれる穴の開いた形状。コントラバス、バイオリン、

チェロのようにたくさんの弦楽器が存在しますがサウンドホールがあるのはギターの大きな特徴でもありますね。

弦を巻く仕組みも少し違うのですが同じ形もあります。ガットギターはスロッテッドと呼ばれる形状が

100%なのですがアコースティックギターにもトラディショナルなモデルとしてスロッテッドもあります。

そして違いは弦の性質により、ネックの太さ、形状が大きく違います。ガットギターは左手親指で弦を触れる、

押さえることがありません。そのため強度を保つためにもかなり太いものになります。ですので親指で

弦を触れる、押さえる奏法をする弾き語りには向かないということにもなりますね。

その他、弦の本数、音程も同じです。

 

いかがでしょうか。ごくまれに「家に父のギターがあります。それで練習をします」と生徒から言われるのですが

よくよく聞いてみるとガットギターだったということがあります。さすがにこちらはアコースティックギターの

購入をお勧めしています。

 

このようにおなじアコースティックという言葉でもギターをよくよく見ると全然違うもの、用途になりますね。

ですので一般的にギター教室のアコースティックギターコースは弾き語り、フィンガースタイルを指すものです。

逆にそうでない場合はガットギターでしか演奏されないジャンルを示すものになります。

●クラッシックギター

●ボサノバギター

 

このようなものは一般的にギターの形状はガットギターになります。ガットギターはコードを弾くような形状ではないのですが

ソロ、ギターの弦を一本だけで弾くことには長けているのでジャズギタリストが弾くことはありますがやはり少数です。

 

●エレアコ、アコギの違い

T’sGuitarSchoolのレンタルのギターはエレアコです。「これはエレアコなんですか」と聞かれることがありますが

このエレアコの概念が少し難しいのです。当然ながらアンプやミキサーにつなぐことができるものがエレアコ。

形状、仕組みは様々ですがいわゆるピックアップを搭載したものならエレアコになりますね。

しかし本来エレアコはあるギター、Ovation社のものが代名詞でした。最初に開発したのもこの会社だと言われています。

元々はヘリコプターの部品を製作していたことは有名です。そしてびっくりなのがボディが木製ではなくプラスチック製です。

元々、アコースティックギターコースの大切な部分はトップ材です。ここはアコースティックギターの振動をしっかり受け止める

部分でもありますので、いくらOvationでも木材になります。しかしサイド、バックは音の反射を必要とするので木製で

ある理由がないのかもしれません。要するに反射に適していればいいのです。プラスティック製は斬新ですが

ライブでどうしてもフィードバック減少を軽減したいとの理由であえて音の反射を抑えることができる合板をサイド、バックに

しようすることがあります。

 

このOvation製のギターは本当に弾きやすい。ソロも楽です。元々は大音量に耐えうるというコンセプトがあるのでロックバンドでも

使用できました。本来はエレキギターだけれでも少しアコースティックギターもドラムと一緒に使いたい。そんなコンセプトも

あったのでしょう。しかし現在では生のギターの音も生かしつつ、必要な時にはピックアップでミキサーに繋いで音量を稼ぐ。

こういったことが一般的になりやすいピックアップもたくさん登場しました。購入時よりエレアコ仕様になっているものも

かなり増えた気がします。やはりライブで使用を目指しているのか、エンドピンも最初から搭載されているのも面白いですね。

昔はギターのネック側にはエンドピンが殆どないまま、売られていました。また最近ではフィンガースタイルといった

奏法も人気でやはりピックアップを搭載する必要性が出てきたのも特徴です。

 

このようにしてみると、アコースティックギターといってもガットギターの場合もあり、弾き語り、フィンガースタイルの

スチール製のギターの場合もあり、ピックアップを搭載してアンプ、ミキサーに繋ぐこともできる、それをいうならエレキ

のように思えるけれどもアコースティックギター。言葉の定義が難しくなってきました。

 

どうちがって、実際はどうなのか。自分が目指したいギターの奏法、ジャンルにはどんなものが良いのか。ぜひ体験レッスンで

質問してください。そして楽しいと思えるコースを選択してみて下さい。

 

よろしくお願いします。

 

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