東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。
●今回は先生が一人の場合のメリット、デメリットを書いていきたいと思います。先生が教室、スクールに一人しかいないということはどれだけメリットがあるかです。ようするに同じ先生に習い続けることができるか。大抵のギター教室、音楽教室、音楽スクールには複数名の先生がいますね。T’sGuitarSchoolは経営者の私が個人で運営をしており、また講師も私のみです。これはメリットなのかデメリットなのかです。
・メリット
内容がぶれないことは大きなメリットです。先週の言っていたことと違うといったことがありません。先生が変わるとこの現象はどうしても起きてしまいます。ギター教室でも初心者の生徒の先生、上級者向け、またジャンルが限られたりとあります。例えば、ある先生はジャズしか教えない、もしくはロックしか教えないなど専門が先生にも分かれてしまいます。このように先生の分野によっては予約がうまくいかない場合が多いと聞いています。自分の習いたいジャンルやレベルの先生が自分の空き時間にいない。気に入った先生がいても自分はその時間に通えないなど、どうしても融通が利かない場合が出てきます。先生が一人ならこのようなことが起きにくいです。まず先生のジャンルと会わないと専門性がありません。実際にロックギタリストの先生でもジャズが弾ける人はたくさんいます。しかし実際にジャズのステージに立っているかというとこの点はどうなのでしょうか。もちろんジャズのステージもロックのステージもこなせる先生もいるのかもしれませんがこれはかなり器用だと私は思います。またこなすことができても専門性がなければどうしても本物のジャズギタリストにはかなわないといったことにもなりますね。ジャズに限らす、ロックでもステージに立っている人は凄いです。本格的な感じがします。ですので無難に仕事はこなせても専門のギタリストとなると一味違います。もちろんこれはステージに立っている人の話です。ギターを購入したての初心者ならどんな得意ジャンルのある先生でもしっかり教えることができるでしょう。しかし本格的に習いたいとなるとやはり専門性のある先生がいいと私は思います。どんな先生が教えてもドレミファソラシドの位置が変わることはありません。しかしその先、ジャズの本格的なアドリブ、またその使い方などはどうしてもステージに実際立って演奏している人にはかなわない部分があります。それは経験があるからです。私たちのような講師は学校に通ったことがある人が多いです。実際に私もAnMusicSchoolに通いました。このように音楽スクールは広く指導をしてくれるのでオールマイティに技術を身に着けております。ですので上記にもあるように初心者の方なら指導はどんなジャンルの先生でも可能です。私は自身はジャズギタリストだと思っています。しかし最初はロックが大好きでした。しかしギター歴35年の中でもうジャズ歴が25年にもなってしまい、これはもう自称ジャズギタリストでいいのではないかと思っております。もちろん今でもロックは大好きです。また弾き語りのようなシンガーソングライターの曲もたくさん聞きます。しかし専門はやはりジャズです。このように先生が色々と経験し、プロ活動をしているとなれば安心ですね。これは先生が一人の場合の大きなメリットです。どうしてもロックで第一線で活躍している先生がよいならどんな初心者でもその先生を選んでいいと思います。T’sGuitarSchoolの講師、私はエレキギター、アコースティックギターも専門性があるので安心してほしいと思います。これはメリットですね。そして上記にもあるようにレッスン内容を把握できるようにしています。すべての生徒さんのその日のレッスンの状況を必ず書き留めてあります。例えばテンポ60で弾けたのなら宿題はテンポ80でと伝えた。このように必ず書いておいて前回何を宿題にしたかもきっちりと書き留めてあります。このようなものをカルテと呼んでいますがこのカルテがあれば先生が変わっても安心ではないかという意見もあります。しかしさすがに50分間の話した内容すべてを書きとめることはできません。どういった流れで、どういった理由からそのような宿題を出したのか。「どうしてこのような簡単な内容をテンポ80で宿題にしたのか」そこまではカルテには書ききれませんね。そうなると私の代わりの先生はどうしても無難な方向にレッスンを持っていきます。余計な指導をすれば話がややこしくなるのではないか。そのように思って、そのレッスンは単なる復習回になってしまった。このような経験があります。やはりいかにカルテがあっても先生が変わらないのはメリットですね。
●このように一人の先生に教えてもらうことにはとても大きなメリットがまだまだあります。では逆にどうして複数名の先生がいるのか。
・先生によって専門が違う
この問題は大きいですね。ロックの先生でもジャズは教えることはできるのですが後々、どうしても専門性が出てきてしまうと先生を後退しなければなりません。それなら初心者の時から同じ先生のほうが効率がいいと私は思います。上記に書いた通り、基礎は同じなので先生によって変わることはないと思いますが専門はやはりあります。
・雇用形態
実はギター教室や音楽教室では5日間出勤している先生はあまりいないように思われます。生徒数にもよるのですがどうしても多様性を持たせるために数名の先生で回すことになります。ですのでアルバイトまたは業務委託契約です。また先生もライブなどの予定がありレギュラー的に出勤ができないことも理由にあります。そうなるとどうしても複数名でギタースクールを運営します。
・離職のリスク
先生であっても辞めてしまうことはもちろんあります。ライブなどが忙しくなったなどの理由をよく聞きます。またなかなか生徒さんが増えず、もう先生を続けられないなどの理由もよく聞きます。グループレッスンなどはとても安い料金になる場合が多いです。もちろん先生の給料も安くなってしまいます。やはり2人グループよりも3人グループがいいですね。しかしこれもなかなかうまくいきません。まずは実力差。生徒さんにばらつきがあるとグループの生徒さんのストレスになります。また差はあまりなくても仕事や学校の関係で同じレベルのクラスの授業を受講できないなど。このような理由から生徒さんが増えないという理由で先生まで辞めてしまうようです。そうなると先生を複数名雇用しておかないといざ、生徒はいても先生がいない状況が生まれます。
●このようにどうしても大きなギター教室、音楽教室は複数名の先生が在籍することになります。これはもうしかたのないことかもしれません。T’sGuitarSchoolではこのような教室、スクール側の事情で生徒さんが自由にレッスンを受けれないことを回避するため私一人で講師をすることに決めました。逆に一人の先生で教室を運営するデメリット。
・専門性
こちらは再三理由に挙げています。T’sGuitarSchoolではクラッシック、フラメンコのようなジャンルのギターは教えておりません。ギターのチューニングが違うわけではないのですがやはり講師の私にこの専門性がありません。ジャズやロックはしっかり教えることができるのに、クラッシックはあまりに詳しくない、同じ料金なら不公平だと思い、この意味で専門性がないのはデメリットです。
・講師にあわない
人である以上はどうしてもあり得ることですね。私自身、私に会う生徒が欲しいと思っていません。私が生徒さんの練習ペースに合わせるべきだと思います。また性格。こだわりの強い生徒さんもいればおおざっぱな方もいます。それでもやはり先生が合わせてあげるべきだと思います。しかしどうしてもこの波長が合わない限界はあるのかもしれません。こんな雰囲気の先生が嫌だはあると思います。例えば私はレッスン中はスーツです。しかしもっと友達のような先生がいいという意見もあるでしょう。また男性の先生よりも女性がいい。体格であると勝ての大きさであるとか、何かと女性ならではのギターを弾く苦労をした人がいい。これも私では合わせれないことですね。また子供、特に10歳未満のお子様ならどうしても若い女性が先生のほうが安心。特殊なパターンですがこのケースもあります。
●このように残念ながらデメリットもあります。しかしそうはいってもメリットのほうが多いと私は思います。そして何より安い値段を出せる理由です。やはり雇用は大変です。私が知る限りギターの先生は殆どが個人事業主で業務委託です。先生としてもしっかりと雇用形態があるほうが良いと思います。しかしギター教室ではこれはかなり難しいことです。正社員になるとライブなどの予定をいれることができず、また週に3回の出勤などもできません。やはり週に5回の出勤は正社員なら必要です。そして生徒がいないからという理由で仕事をしないわけにもいかないですね。このようなどうしても料金、月謝にかかわることもまた大きい要因です。T’sGuitarSchoolの安さの秘密はこういったギター教室の業界の事情にもまっちしておりさらにそれは生徒の皆さんにも反映されます。結論、先生が一人でその同じ先生が毎週教えてくれることは料金も安くさらにレッスンの内容の充実にもつながることとなります。もちろんいろんな先生に習って色々吸収したい人もいると思います。こういったメリットもあるでしょう。またコースを変更、例えばエレキからジャズなど。専門分野を変えたいとき同じ教室やスクールに複数の先生がいればわざわざ先生探しをしなくていいですね。
参考にしてみてください。よろしくお願いします。