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アコースティックギターの練習方法。初心者の方へ。重要です。

東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。

●今回は初心者の方への、アコースティックギターの練習方法です。本来、練習方法は誰でも同じです。例えば、経験者はメトロノームを使わないで練習しても大丈夫。そんなことはありません。必ず必要なのですが、初心者の方はどれだけ大切かわからない練習方法があります。

 

・まずはチューニング

実は当たり前のようで以外にできていないことです。アコースティックギターは一週間以上弾かないとなるとやはりチューニングは動いています。実際、アコースティックギターのチューニングが動いてしまうのは気温、湿度の関係が強いです。もちろん太い弦に交換した、細い弦に交換したなど、張力が変わればそれもネックがそってチューニングが動くのですが実際、そういった外因がない限りは主に湿度です。毎日のように練習をしていればまず大きくチューニングが動くことはないのですがあまり長く弾かないと動いていてもおかしくはありません。初心者の人はそのような経験がないのでチューニングはあまり変わらないものだと思ってしまいます。一日二日くらい弾かなくてもチューニングなんて変わらない。そう思って、もうチューニングをしなくなるのですね。経験者の人はチューニングが動いてしまった経験があるので練習のたびにチェックをするのですがやはり経験がないとその大切さがわかりません。そして実際に多少動いていてもわからないという人もいますがそれも間違いです。なぜか上手く聞こえない、いつまでも下手な感じがする。この辺は実際にはチューニングが正確ではない時に起こります。アコースティックギターはフレットがあり、音程はフレットによって出てくるものなのです。そうなると押さえる位置などではチューニングは変わりません。ですので実際に何か変な感じがする場合は完全にもともとの開放弦からチューニングが違う証拠です。他のバイオリンやコントラバスなどの楽器はフレットがないため開放弦が多少あっていなくとも押さえる位置で修正ができます。アコースティックギターは開放弦でチューニングが動いていたらもう修正の方法はありません。基本中の基本。チューニングをまずしっかり行いましょう。

 

●実際はこのようにまずチューニングだったりします。初心者はチューニングが動いているから下手に聴こえるのか自分の押さえ方が悪いからきれいな音が出ないのかすら区別がつかないものです。基本的なことをしっかりする。これはとても大切です。そして何より準備が大切。この準備の段階ですね。そしてここから練習方法になります。

 

・スケール練習

ドレミファソラシドのことをスケール、音階といいますが実はアコースティックギターはコードを弾くことがメインになる場合が多く、このスケールを利用した曲は少ないです。しかし全くないわけでもありません。そしてスケールはとても大切です。使わないからと言って全く練習しなくていいものではありません。1時間もかけて練習はしなくてもいいのですがせめて10分でも練習をしたいです。私の経験上、スケール練習をしない人とスケール練習をしている人では実際、コードの実力が違います。細かい指の動きを練習してからコードを練習する人とそうではない人。やはり習得のスピードが格段に違います。色々な動きをすることでギターを弾く指の動きも理解ができてきます。基礎であるスケールは今後使うか使わないかに関わらず、練習すべきです。しかし上記にもあるように何時間も費やさなくてもいいのではないかと思います。

 

・コード練習

こちらはスケール練習とともに行いたい練習でもあります。そしてアコースティックギターでは重点的な練習になるでしょう。このコード練習にも方法がしっかりとあります。まず指の位置を覚えることです。実はいつも練習するときはダイアグラム、指の図形を見ている人がいます。ダイアグラムの点の位置を移動することがコードチェンジの練習と思われがちなのですが実際はそうではありません。それでは曲になったらついてゆけなくなります。経験者の人にとっては当たり前なことなのですが独学でアコースティックギターを練習する初心者の人にとってはこのような勘違いもまた発生してしまいます。講師の私からすれば「まさか!」なのですがそういった初心者にありがちな間違った練習方法も多々あります。まず指の位置は覚えるべきです。そしてまずコード練習はこの点からスタートです。そして必ず個々に覚えてほしいです。Cといわれたらすぐに指の位置がわかるようにします。体験レッスンで「自分でYouTubeなどを観て弾いてみましたか?」と私はよく質問します。少し挑戦してみたけれどできませんでした。こういった感じで体験レッスンに来ていただくのですが「では何かコードが弾けますか?」と聞くと「何も弾けません」という方がいます。そんなはずはありませんね。YouTubeを観て少しは挑戦していたのだから。結局は観ているだけで指を覚える気がなかったということのようです。そしてそれが練習だと思ってしまったようでもあります。とにかくCといわれたらすぐにその形に持っていけるように練習してほしいです。その際、まだCのすべての音が出せなくても問題あしません。まず、覚えていない状況では何を言っても意味がないからです。まず思い出すことに集中してしまい、爪を立てる、指の角度を変えるといった工夫まで気が回らないことがほとんどです。繰り返しになりますがまずは覚えることですね。そして個々に指の位置を覚えたら曲に挑戦してほしいです。このステップが本当に重要です。よくある悪い練習の仕方はこの曲にいきなり挑戦することです。今の楽譜やYouTubeの動画はダイアグラムや楽譜が書いてあったり表示されたりします。初心者の方にとってはこれが諸刃の剣になるのですね。いちいちコードを調べて覚えることをしなくていい反面、それを頼りに曲に挑戦してしまうことになります。曲に挑戦する前にまずコードを覚えることです。

 

●このように最初にすべき練習方法がわからないのがまず初心者の弱点ですね。初心者にとっての練習方法は本当にたくさんあります。しかしどれも内容が違う場合が多く、どれが本当に初心者用かわからない、また初心者といっても範囲が広い言葉でもあります。だから自分の実力に合った方法を見つけることもまた大変ですね。その際は色々と試してほしいです。自分のレベルにあった練習方法を紹介している動画はどれか。たくさんみて試してみて、合うか会わないかを確認してゆくしかありません。上記にもあるように間違った練習方法の動画もたくさんあります。レベルに合っていないなら気が付くのですが言っていることが間違っていたら初心者の人にはそれがわからないのが現状です。ではどうすればいいのか。結論、アコースティックギターは習いに行くべきだと思います。動画をたくさん見て自分に合ったものを探す。これでも時間を書ければできます。内容が理解できないなら飛ばして、別のものを探してもいいと思います。しかし難しいのは正しいと思っていた動画が実は間違ったものだったと気が付いたときです。これは練習を進めてゆくにつれ、壁ができる状況の時に気が付きます。そしてその壁は大きなものになります。なぜなら、変な癖がついたまま練習を続けていたからです。よくあるケースは動画で、左手の親指を固定してコードチェンジをするといったものです。これはアコースティックギターのコードチェンジ、特にフレットが離れないコードにしか対応できません。コードはグリップが重要です。ほとんどのコードは親指の位置が違います。全く同じ親指でできるコードチェンジはほぼありません。できる人もいるのですがやはりその人は手が大きいです。私は講師として400人近く生徒を受け持ちましたが手の形は本当にバラバラです。身長がたくても指の短い人もいます。体は大きくないけれど、手、指がとても大きい人もいました。手のサイズは本当にその人それぞれなのです。ですので自分ができるから、ほかの人にもできるとは限りません。練習方法で大切なのはどんな人でも同じやり方でできるようになることです。アコースティックギターは手の大きさを選びません。私の経験では小学校6年生くらいならもう十分なサイズですね。そう言った動画の通り練習を続けると大きな壁がでます。親指を固定してはできない状況に陥ります。その時、どうやって練習するかというと、もう別の全く違う方法を試みるしかありません。そしてその時、また新たな動画を探さなければなりません。そしてそこで「親指は固定してはいけない」という動画を観たらどうなるでしょう。そしてその動画が納得のいく説明がきっちりとなされていたらまた、どう思いますか。もう悪い練習のおかげで癖が抜けない。動画は一方通行です。「良い動画です」「参考になりました」といったコメントはあってもバッドを入れられて「意味が分からない」といったコメントを入れられることは本当に稀です。10人の人が「勉強になった」といっても100人の人が「参考になりませんでした」といっていることもあるかもしれません。このようにInstagram、TikTokなども含めて観た人全員のレスポンスがあるとは限りません。しかし実際に対面でアコースティックギターを習いに行ったらその場で修正がききます。そして悪い癖がつく前に修正できます。また、動画で説明しきれないことも先生なら教えてくれると思います。また動画で伝わっていないことも補足してもらえますね。動画はあくまで参考にしかならないのかもしれません。ぜひ、対面で習いに行くことをお勧めします。

 

参考にしてみてください。よろしくお願いします。

 

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