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初心者の方へ。練習方法を知りましょう。

東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。

 

●今回は練習方法についてです。実はどうして練習したらいいかが分からない。そんな人が多いです。とくにまず曲に取り組んでしまうことです。基礎のフォームなど色々最初は必要なのですがいきなり曲に取り組むとそれはマスターできないですね。早速曲に取り組みたい気持ちはわかるのですが指が動くトレーニングはとても大切です。もちろんアコースティックギターも同じです。アコースティックギターはコードなので指が動かなくても大丈夫。そんなことはなく長年レッスンをしているとドレミが弾ける人ほどコードに慣れやすいことが分かります。やはり基礎は大切です。

 

・基礎とは

「基礎(きそ)」とは、物事を成り立たせるための基本的な土台や根本となる部分のことを指します。建築、学問、技術、スポーツなど、さまざまな分野で使われる言葉です。これは国語辞典の言葉のようなものなのですがやはりギターにもあります。もともと、ロックやジャズは大衆的な音楽なのでクラシックのような基礎がないように思われますがそうではありません。ギターの持ち方、構え方はちゃんとあります。そのように弾いていない、基礎のフォームではないミュージシャンもたくさんいます。講師の私はそれが悪いとは思っていません。しかしそれはその人ができるだけで、全ての人ができるわけではないので注意です。特に海外の方は本当に大きいです。しかし手の小さい人でもギターの上手い人はたくさんいるので、決して手の大きさ、体だけではないのですね。

 

・メトロノームを使いましょう

メトロノームとは、一定のテンポ(拍子)を刻むための装置で、主に音楽の練習や演奏に使われます。機械式や電子式のものがあり、指定したテンポ(BPM = Beats Per Minute)でカチカチと音を鳴らしてリズムを維持するのに役立ちます。初心者の人ほど、このメトロノームを使いません。しかしピアノなどを習った人ならメトロノームの大切さは分かるはず。メトロノームは色々あります。

 

メトロノームの種類
・機械式メトロノーム

振り子の動きを利用したアナログ式ゼンマイを巻いて動かす物理的な動きが視覚的に確認できるため、リズム感を鍛えやすい。もちろんリズムは見るものではなく聞くものなので物理的な動きはあまり関係ありません。またメトロノームの針を見て演奏する訳ではないので見て弾くのは間違いです。ゼンマイ式なので少し時間がたつとゼンマイを巻かなければならないのですが初心者の人はそこまで長時間の練習も大変なのでまずゼンマイ式は問題はないと思います。さらに値段もそれほど安くはないのですがとにかく音がよく聞こえます。エレキギターでアンプを使っていても聴こえるのでお勧めです。欠点としてはどうしても重さが変わってきてしまい、一定のリズムで刻めなくなるため、買い替えが必要になります。

・電子式メトロノーム

デジタル表示でテンポを調整可能。音量調整や拍子のカスタマイズができ、一部のモデルは振動機能を持ち、視覚や触覚でもリズムを確認可能。アプリ・ソフトウェアメトロノーム、スマホやPCで利用できるものもあります。高機能で、複雑なリズムやカウントを設定可能。最近ではこちらが主流ですね。多機能なものもあり高価なのですが初心者の人はそれほど複雑なテンポの取り方が必要ありません。4分の4拍子で取ることができれば問題はないのでアプリでも十分役に立つのではないでしょうか。

 

メトロノームの使い方
練習したい曲のテンポ(BPM)を設定する

タップというものがついていると便利です。曲を流しながらタップスイッチを叩くとその曲のテンポを調べることができます。自分の弾きたい曲のテンポを知ることはとても重要です。

メトロノームの音に合わせてリズムを取る

徐々にテンポを上げて、正確なリズム感を鍛えることが重要です。とにかくゆっくりから始めましょう。それでも合わない場合は1小節だけ合わせるようにするなど、どこで自分がリズムを見失っているかを調べたいですね。

・メトロノームを使うメリット
正確なリズム感を養えることは大きいです。どれだけいい演奏をしていてもリズムがずれてしまえばだれもいいとは思わないからです。しかも自分ではリズムが取れていると思っていても実際にはずれてしまっている人をよく見かけます。自分で合っているかどうか確かめるためにもやはり常にメトロノームを使うべきです。そしてメトロノームのスピードが速くなると自分が上達しているのもよく和変わりますね。

 

●まずはメトロノームを使う練習方法を身に着けてください。使うと使わないでは大きく差がでます。また上達も早いですね。「リズムに合っているかどうかわからない」このような話もよく耳にします。しかし人間はリズムに合えばわかるようになるのでこの場合はまずリズムには合っていないことになります。そしてまずは左手を重視します。

 

・左手、フレットを重視

初めてギターを弾く人が必ず直面する「弦間違い」です。この現象は結論、左手にあります。まず左手が先に間違います。むしろ迷います。そうなると左手についてゆこうとする右手はついてゆくべき左手が惑うため、弦の弾き間違いになります。色々と言われていますが35年間、ギターを弾いていて行き着いた真実のように思えます。多くの人は利き手が右になります。そうなるといつでもゆうことを聞いてくれる右手が失敗をすると自然とイライラをしてしまいます。そして右のせいだと思いこみます。

→左手が間違えたところを押さえているにも関わらず、右手で弦を探す人もいます。鳴らそうとしているフレットを押さえ間違えているにもかかわらず音の間違いは左手ではなく右手のせいだと思い込んでしまうんですね。初心者の人によくみられます。

→右が常に間違えると思い込んでしまい、右をひたすら見ながら弾いてしまう人もいます。こうすれば確かに右手の間違いは減ります。しかし今度は左手が間違ったフレットを押さえることになり堂々巡りが始まります。この時、よく私は言うのです。「そんなギタリストをみたことがありますか」ほとんどの人が答えはノーです。いるわけありません。必ずどんなギタリストも左手のみを見ているはずです。そのくらい、右手は慣れるものなのです。

→右手を意識する。言い換えれば弦の移動を意識すてしまうこと。これも間違いのもとです。本当に不思議なのですが、右手に1弦、3弦を弾くなど支持を脳から与えるとほぼ100%間違います。結局は右手は弦を選ぶことができないのです。これは私も同じなのです。しかし3弦を弾こうとして2弦を弾いてしまうととっさに右手に3弦を弾けと指示をしてしまうのですがやはり結果は上手くいきません。日常生活の中で意識をすれば失敗してしまうことは殆どないのではないでしょうか。しかしギターの右手だけは本当に違います。意識を傾けれれば傾けるほど、失敗してしまう本当に不思議な現象です。どんなときでも左手のみに注力してほしいです。

 

●このように初心者の方のよくある悪い練習方法です。ただしこのような話は誰かに教えてもらう、指摘してもらうことが重要です。そしてその指摘されたことを修正する方法を知っている人を探す。これが本当のギター教室選びになります。必死になって練習して、独学でうまくなる人もたくさんいますがそれでもできないことも多いのです。基礎を知らないから無理やり演奏しているんですね。しかしできないことも増えてしまうのです。もちろんギターを楽しみたいだけの人はそのままのスタイルで構いません。しかしせっかくギターを買ったのに練習方法を知らないだけで挫折するのはもったいないと感じます。また友達に教えてもらうという人もいるのですが友達は先生ではありません。上記にあるように指摘に対して効果的な解決方法をもっているのが先生です。友達はアドバイスはできてもではどうしたら修正できるか、成果を上げれるかまでは分からないと思います。

 

・ギター教室に通いましょう

結論、これに尽きます。上記にあるようなことはプロの私たちにとって当たり前のことです。プロが当たり前にやるのだから、初心者の方は絶対に練習に取り込まなければなりません。プロの私たちがメトロノームを使うにもかかわらず、初心者の人がメトロノームを使わないならそれはできるわけがありません。そしてギター教室もカリキュラムのあるところをお勧めします。好きな曲で練習するのもいいことかもしれませんがそれが今の自分にとって一番効果的かどうかは疑問です。難しすぎれば簡単にしても構わないのですがいつまでもそれをしていればいつになったらテクニックが身につくのでしょうか。自分のできないことをクリアして行けば弾くことができる曲は増えるのですが、いつまでも回避していては進歩はしません。自分の好きな曲は練習のモチベーションにつながるのですがそればかりではなかなか上達が見えないのです。また定期的なレッスンをお勧めします。自分のレベルがどれだけ上がっているかをしることは励みになります。なかなかクリアできないこともあるでしょう。でもそこで先生が定期的にチェックをしてくれるなら安心ですね。効果的な練習方法を知ることができるのはギター教室に通うことがとても重要になります。分からなくなった時だけレッスンをしてもらう、時間が空いたらレッスンに通う。これではネタ探しになってしまうのでやはりお勧めしません。

 

今回は初心者向けの練習方法の紹介でしたがもちろん経験者にも言えることでもあります。とくにメトロノームの練習は大切です。プロの私達はこの大切さをよく知っています。使ったり使わなかったりしてはいけないものです。リズムが取れない時だけ使用する。これは経験者にありがちな間違いです。常に私達は使ってとにかくリズムを鍛えているのですね。

 

参考にしてみてください。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

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