いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
急に寒くなりました。いかがお過ごしでしょうか。
今回はピックの長さについて。私の指導ではピックは極力短く持つようにと
しております。
ピックを長く出すと色々と悪い影響が多く、むしろいいことは殆どありません。
つい長く先っぽを出してしまう人の中には指がぶつかると考える人もいるようですが
人間ぶつかると思えば避けるようにするもの。確かに最初の何回かはぶつかるのかもしれませんが
徐々に指にぶつからなくなります。その慣れる間までは少し我慢をして下さい。
ピックの先を長く出す、悪影響はたくさんあります。どうしてもサウンドホールやピックアップに
あたるので人は避けようと心理的に思います。そうすればピックを寝かせながら弾くことになり
ピックは弦に対して垂直にあたりません。なでるようになる、いわゆる撫で弾きになります。
この撫で弾きは弦に対してピックが垂直に当たらないため、弦をしっかりと弾くことができません。
そうしますと、どうしても張りのない音がででしまい、要は下手に聞こえます。
まだまだあります。速く弾くことができません。弦に当たる面積が大きくなるためどうしても
素早く弾けません。強引に弾く人もいます。ピックアップがボロボロ。アコギなら
サウンドホールの部分の気が剥がれるくらいぶつかりギターは傷だらけ。
本来、ピックの先をあまり出さなければ傷にならない場合も多いのです。
よくピックが落ちる、ずれる。これもピックの先の長さに関連します。ピックはどうしても
抵抗するものです。その抵抗が大きければ指でいくらしっかりつかんでいても動いてしまいます。
そしてまた動かないようにと握りしめるのでまた余計に動く悪循環。
などなどとてもたくさん悪い理由が挙げれます。とくに独学の人はピックの先を長く出してしまうようです。
YouTubeなどでピックの先をかなり出している人も見ますが手は大きい場合が多いです。なんとか
弾けてしまうんですね。でも皆ができるとは限らないのでやはり参考にはなりません。
ピックの先重要です。
よろしくお願いします。