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ネックについて 第1回目

ネックについて 第1回目

いつもご覧いただきありがとうございます。

今回からはネックについて解説します。

 

これからは書くことがおおいのでなかなか大変です。また文章で伝わらない

ことも多いかもしれませんがご了承下さい。

まずネックの種類から。

フレットの打ち込まれる指盤(フィンガーボード)とバックに分かれるネックが

とても一般的なタイプになります。そしてバックも二本のバージョン、三本の

バージョン。2ピースネック、3ピースネックなどと呼ばれます。

そしてフェンダー社が最初といわれている指盤のないワンピースネック。こちらは

材質は殆どがメイプル(楓)を使います。メイプルワンピースなどと呼ばれております。

 

まず一般的なネックであるトップ(指盤)とバックに分かれるタイプ。こちらはクラッシックで

使われる楽器は殆ど、というより100%です。やはり強度が問題だと思います。クラッシックで

使用される弦楽器の殆どはネックの修正が効きません。ネックが反ってしまえば大変なことに

なります。専用のアイロンという熱処理でなんとか反りを直すのですが正直、今後また反らない

とは限りません。ですのでネックが反らないようにするためにはまずはしっかりとした乾燥。

こちらが必須になります。そしてさらに長さです。ジャズを演奏するならコントラバス奏者が

ベースパートになります。コントラバスはとても大きな楽器ですが実際のネックの長さは

エレキベースよりも極端に短く、半分以上は指盤がボディよりせり出して長さを稼いでいます。

ですのでネックの本体はかなり短いものです。昔は豚の腸を使用していたいわゆるガットでした。

現在では鉄製の弦ですがいくらガットでも長くすればどうしてもネックは反りやすくなります。

 

トラスロッド(後で解説します)というネックの反りを直すパーツが出現するまでネックの反りに

関しては本当に神経を使ったのかもしれません。その経緯から現在でもトップとバックを分けて

いるネックが存在するんですね。

 

ネックは演奏のテクニックに大きく作用する部分です。プレイアビリティはほぼネック側では

ないでしょうか。もちろんボディも色々あって大変な部分ではありますがやはり複雑な動きを

する左手に関わるネックはとても大切です。ですのでサウンドよりも強度などの方が優先的に

作られている部分ではないでしょうか。

 

次回ネックのバックから詳しく解説したいと思います。

 

よろしくお願いします。

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