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ボディについて エレキギター編 ストラトキャスタータイプ

ボディについて エレキギター編 ストラトキャスタータイプ

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

今回はストラトキャスタータイプです。前回は最初にその形状を開発したフェンダー社の

テレキャスターでした。しかしストラトキャスターはテレキャスターの概念を大きく

覆してしまうのです。同じ会社の製品ですがここはとても興味深い点です。

 

前回までの内容として弦楽器、コントラバス、バイオリン、チェロ。そしてギター。

弦楽器はボディの振動の都合、左右対照でなければなりません。その点で

レスポールタイプとテレキャスタータイプは同類でした。(あくまでボディ形状の

考察です。サウンド等は一致しない場合があります)

 

今回のストラトキャスタータイプ。これは左右非対照なのです。

画像では少しわかりずらいかもしれませんが6弦側の角の部分と

1弦側の角の部分の位置が違います。カッタウエイの深さもあるのですが明らかに

1弦側の方が下にあります。アコースティックギターもボディを少し広げたり、

またボディの窪みを大きくする

。それだけでサウンドにはしっかりとした変化がありました。

ですからボディの形状を変化させるということはサウンドに大きくかかわるのですね。

ストラトキャスタータイプの角の部分が少し違うだけですがサウンドは違います。

 

どう違うかといえばバランスが崩れます。

 

ここでロックとは?

 

です。テレキャスターが発売された当時、私たちが想像する今のロックとは

違いました。ギターソロらしいものは少しあるだけでメインはボーカルでした。ドラムなどの

大きな音量に負けないくらいの利点だったのかも知れません。しかしビートルズの解散以降、

激しいギターソロやイギリスでブルースのブームが起こります。ここでギタリストが

バンドの中でかなり台頭してきます。

 

この崩れた音がロックの世界を作りました。そしてエリッククラプトン等のギタリストですね。

レスポールの立役者、ジミーペイジはもう少し後に登場します。年齢的にはエリッククラプトンも

ジミーペイジも大きな差はありません。むしろエリッククラプトンがかなり早く世に名前が出た

だけでした。

弦楽器の概念を覆す左右非対照。しかしロックのバイタリティにピッタリとマッチし単なる歌を生

で演奏するロックバンドから脱却したんですね。

 

現在では様々な仕様が試みられております。ストラトキャスタータイプにトップの木材を張ったいる

ものも多数あります。私のPGMもその1本です。しかし効果のほどはあくまで化粧板なのでここでは

説明を省きます。

 

次回はその他の形状を書きたいと思います。

 

よろしくお願いします。

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