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今回はテレキャスタータイプの説明です。こちらもレスポールと同じように製品名になるので
あえてテレキャスタータイプとします。現在では各メーカーからテレキャスタータイプは発売
されております。
テレキャスターというとボーカルギターがステージで弾くイメージになっています。
逆にそうでない人はエリッククラプトン、最近ならジョンメイヤー。ですが大半は
何故かテレキャスタータイプです。イメージも大きいのですがあながちそうとも言えません。
やはり歌いながら弾くには適した何かがあるのでしょう。
ボディ形状で分けるならレスポールタイプとテレキャスタータイプ、これは同じになります。
そして後で書きますが対比するならストラトキャスターは別のタイプなんです。
テレキャスタータイプもカッタウエイはありますがよく見ると左右対照です。ネックがストレート
なのでヘッドは3対3ではありません。しかし前述してある通りネックの仕事は弦の振動をボディに
伝えること。もしネックに「鳴り」があるのなら私はそのギターは不完全だと思っております。
(もちろん全く振動していないわけではありません。あくまで役割です。)
そうするとやはり弦の振動はボディに左右対照に振動します。その意味では非常にバランスのとれた
楽器です。
またテレキャスタータイプの特徴はトップの木材がありません。前回に書いた通りエレキギターにとって
トップの木材は化粧板の役目が大半です。当時、フェンダー社のテレキャスターはカラーリングが
ありました。見た目は塗装で木目ではなかったのですね。確かにギブソン社のレスポールも初期は
あまり木目がないものでしたがすぐにトラ目のレスポールが発売されたようです。
レスポールタイプとテレキャスタータイプはボディ形状からくるサウンドは同等のものです。
この点に関しては単なるメーカーの差別化ではないでしょうか。とくにテレキャスターは立って演奏
をするカントリーミュージックに参入しています。逆にレスポールはレコーディング用として
考えられたと言われております。開発の時点で根本的に違うのですね。レスポールのあの重すぎるの
ではないかと思うほどの重量は座った弾くことを前提にしていて、座るなら多少の重さも気にしない。
そんなコンセプトがあったように思われます。
次回はここで画期的なボディ形状。ストラトキャスタータイプを紹介します。
よろしくお願いします。