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Rockについて 第4話

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

Rockについて今まで書いてきました。ここで少しRockという音楽と

エレキギターについて書いてみたいと思います。

 

ビートルズのようなあまりエレキギターを全面に取り入れていないRockと

クリームのようなエレキギター無くしては語れないRockと1960年代は二分していました。

音楽性の問題なのでどちらが悪い訳ではありません。しかしRockを語るならエレキギターの

存在は外すことができないものです。

 

ビートルズの楽器といえばポールマッカートニーはベース。こちらはバイオリンベースと

呼ばれるものが有名です。ヘフナーといったメーカーでした。そしてジョンレノンはエピフォンの

カジノ。リッケンバッカー。このような楽器メーカーですが今は存在しません。名前は存在していますが

オリジナルの権利を買っただけであってとっくに消滅しています。エリッククラプトンといえども

最初はケイというメーカーのSGが有名でしたがこれも全く現在では聞いたことがありません。

このようにイギリスにはフェンダー社、ギブソン社の存在が薄いように思えます。当時のトレンド

だったミュージシャンが使用していないのです。もちろんこれは初期の話で後年には登場するのですが

少なくとも最初からフェンダー社やギブソン社ではなかったのは事実です。

 

理由はお金がない。物がない。売れるまではそれほど良い楽器が買えなかったのではないでしょうか。

エリッククラプトンがアメリカ講演の時にフェンダー社のストラトキャスターを楽器屋で見たそうです。

これがBluesマンのバディガイの使用ギターだということで10本購入したようです。しかも黄色いテープが

貼ってありアウトレットだったようです。この時点ではすでに

エリッククラプトンはお金持ちだったようですが。そしてこれがバディガイの使用ギターだという事で

友人だったビートルズのジョージハリソンにプレゼントしたりして残りの5本は自分用にしたそうです。

フェンダー社のギターは色やネックなど年代によって様々です。その5本をばらして気に入ったパーツで

自分用にしたのがいわゆるエリッククラプトンの愛器ブラッキーでした。サンバーストも持っていたようですが

長年使用したのはこのブラッキー(愛称です)でした。

 

有名な逸話ですがとても興味深いものです。すなわちイギリスではフェンダー社は当時購入が困難だった

という事になります。

 

次回は続きを書きます。よろしくお願いします。

 

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