いつもご覧いただきありがとうございます。
最近、この音楽の話を更新できていませんでした。すみません。第9話を参考に
読んでいただければ幸いです。
80年代までのRockはとても活発でした。私の年齢ではリアルタイムギリギリです。
しかしRockだけでなくJazzもまたかなりの発展をみせました。しかしJazzは歴史が
少し古いのでこの時代から大きく変わることはありません。(もちろん捉え方の問題ですが)
しかしRockは機械や技術と共にとても発展しました。そして90年代。
この80年の半ばから90年代。私には悪い意味できっかけの時代になったと感じています。
Rockは音量も大きく派手です。パフォーマンスも過剰な部分もあります。歌詞なんて…。
でもそれは何かのエネルギーと音楽が同じになり高揚感のある音楽かもしれません。社会の
鬱憤などもよく発散されました。その音楽的な熱い思いが少しおかしな方向に向いたのが
この80年半ばから90年。ギターを速く弾くこと。速く指を動かす。それはそれで
表現力です。しかしこの時代からそういった奏法が過剰になりました。ともすれば誰が一番
ギターを速く弾けるか。
音楽は競技ではありません。だから必要であれば私もJazzをするとき、速く弾くことはあります。
しかしそれは演出ではありません。アドリブの一つのストーリーとして。しかし先に挙げた時代から
所謂速く指を動かすことに終始していた気がします。Rockの花形であるギター。ファンもまたギターを
楽しみにしました。しかし決して音楽を聴く人はギターだけを聞きたいわけではありません。
ギタリストの私ですら速く弾くことに飽きました。そしてそれを聞くことも飽きました。
気がつけばもう90年代のRockにはギターソロのパートさえないRockが出始めた気がします。
往年のRockプレイヤーがまだまだ新アルバムを積極的にリリースしていたのでまだよかったのですが
しかしそれでも限界がきたような気がします。
音楽は競技ではありません。だから音量や指の速さを競うのはあまりに滑稽。そして今。
あまりにRockは衰退した気がしてなりません。それなりに凄いプレイヤーは出現するのですが
80年までの人達に追いつけるようなエネルギーは感じません。
すこし批判的なないようで申し訳ございません。今回はこのくらいで。