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2020年11月9日月曜日

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

すでに11月に突入しました。先日はハロウィンでしたが今年の渋谷はそれほど

人も集まらず、また私も見ていないのでわかりませんが混乱も少なかったようです。

そしてもう本日は9日。あっという間ですね。

 

そして寒くなってきました。まだコートという訳ではありませんが少し厚手の上着が

必要です。私は出勤時はスーツです。レッスン中は上着は脱いでいますが生き返りは

夏以外はスーツ姿です。しかしスーツの上着だけではさすがに寒くなりました。

 

そして寒い時期には…。ギターのネックが反ります。寒いという温度が問題ではありません。

湿度です。日本の冬は一般的に湿度が下がります。雪の多い場所はそうでもないらしいのですが

東京は本当に湿度が下がります。生徒さんから最近、異常にチューニングが低くなる。

つい先日ギターの練習時に音を合わせたのに2,3日で大きくチューニングが低くなってしまう。

 

ポイントは均等に低くなっているか。ある特定の弦だけが低くなっているのは完全に弦の不調です。

どうしても消耗品なので少し不良な弦に当たってしまった可能性があります。しかし均等に

チューニングが低くなるなら間違いなくネックが反ったと考えます。どうして湿度が下がると

ネックが反るのか。この場合の反りは順反りといいます。ネックが下に弧を描いている状態です。

なぜかというと、乾燥によりネックの水分が抜けてしまい、弦の力もあって反りがでます。

これは木工品である以上、仕方がありません。家具などは塗装で守られているのですがギターの

フィンガーボードはほぼ無塗装です。どうしても湿度の影響は受けやすいのが現実です。

 

もちろんこれは一般的な理由です。極端に弦の太さを変えれば湿度に関係なく反ります。弦の張力が

大きくなるので。チューニングが変わっても合わせなおしてくれれば問題はありません。しかし

もう一度チューニングをしっかりした時、弾きにくいと思ったら戻ってきてくれなかった証拠。

こちらは調整が必要になります。極端に弾きにくくなければまた湿度を吸ったときに逆に

戻るのかもしれません。しかし弾きにくいと感じた、また出ない音がある場合は調整をします。

 

私の判断は素人では行わないこと。楽器屋さんのリペアに持ち込むのが賢明です。インターネットなどで

調べて自分でやっても良いのですが失敗すると取り返しがつかない場合があります。

 

などなどギターに厳しい時期が来ました。体調管理も忘れずに。

 

よろしくお願いします。

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