初心者から経験者まで。基礎からしっかり教えます。渋谷のT’sGuitarSchoolです。
体験レッスンを受けに来た方に質問します。エレキコースですか、アコースティックギターコースですか。
どちらでもなくジャズコースと答える人もいます。しかし実際にはエレキコースかアコースティックギター
コースかで迷っている人も多いです。
そもそもエレキギターはもともとは伴奏用に作られたのですがその形状からとても弾きやすく、またソロが
とても弾きやすいギターになりました。その証拠に12フレット以降も楽々と弾けます。当時、まだカッタウエイと
いうくぼみがアコースティックギターになかったためこれはとても有効でした。演奏の幅が広がったといっても
過言ではありません。最初はカントリーミュージックの伴奏用のエレキギターも今やソロを弾くことが得意な
ギターです。そうなるとエレキギターコースはギターソロを弾きたい人のものです。伴奏には今や向いていません。
もちろんカントリーミュージックの伴奏、スリーフィンガーなどには向いているのですがピックを使いながら
ストロークをする奏法には不向きになりました。そこからどんどんとギターソロを弾くことに特化していきました。
最終的には指盤をユーの字に削り取り、フレットの高さを意図的に高くするスキャロップ加工まで発展しました。
ギターはフレットが高ければ軽く押さえただけで音程がでます。だから高いフレットは弾きやすいのですが
もちろん高すぎたら弾きにくいです。ですので限界があります。ジャンボフレットなんてはやりました。
そこでフレットを高くするのではなく指盤を削って距離を取りとても弾きやすくしたのがスキャロップ加工です。
とても弾きやすいです。本当に触れているだけの感覚。しかしコードが全く弾けません。音程が合わないのです。
エレキギターにはこんな歴史があるくらい、ソロ向けの楽器です。もちろん伴奏もできるのですがいわゆるエレキギター
向けの伴奏。こちらもとても面白い奏法がたくさんあります。アコースティックギターではできない、かっこよく決まらない
伴奏がエレキギターにはあります。
アコースティックギターかエレキギターに迷ったらロックのようにかっこいいギターソロを弾きたいのか、
アコースティックギターでじゃかじゃか弾きたいのか。まずはこちらで検討してみて下さい。
家にあるのはアコースティックギターだけれども、エレキギターの練習をする。こういったのはお勧めしません。
どうあっても楽しくないからです。練習が続きませんね。
こういった質問も体験レッスンで受け付けております。よろしくお願いします。