東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。
●今回は練習をどのようにするかを書いてみたいと思います。私がギターを始めた頃は練習するにはまず教則本でした。色々ありました。しかしどれもほとんどが絵だった気がします。そしてパソコンが普及し、CDがとても簡単に誰でもコピーができる時代になると教則本にCDがついてきました。英会話の教科書などもCD付が多かった気がします。そして今度はDVDです。こちらは情報量が多いことから動画で説明というのが売りでした。このようにまずギターを購入してそこから練習するとなるとこのような方法が一般的でした。ギター教室は実は存在していたのですが大手くらいしか名前が上がらずやはり料金も一般の習い事と同じです。実は当時はギター教室は楽器屋さんが運営していたことが多く、楽器屋さんの奥の教室でギターを習っていました。今はもうインターネットがあるために個人宅で教える人も検索すれば見つかります。探しやすくなりました。そして練習方法も非常に多くなりました。特にYouTubeです。最初にYouTubeが登場した時は驚愕でした。その当時はまだまだユーチューバーなんて言葉もありませんでした。個人が好きな動画をアップしている程度です。それでも海外の動画、日本では見れないもの。すでに亡くなっているミュージシャンの動画を観た時は感激しました。最近では何か検索をするならSNSになっており、ネット検索ですら減りつつあるくらいです。そこで色々ある練習方法を今回は書いてみたいと思います。
・教則本
こちらはまだ確かに存在しているのですが、実は購入が難しくなりました。ネット販売になりつつあります。というのもT’sGuitarSchoolのある渋谷の楽器店が楽譜コーナーを縮小したり無くしてしまったり。雑誌のみなど、店頭で販売しなくなりました。立ち読みをして自分に合っているかどうかを検討する時代ではなくなったため、今はあまり一般的ではないのかもしれません。こちらは本として残るのでその意味では便利ではあります。しかし活字と動画なのでわかりやすいものかどうかはその人、その本によると思われます。
・YouTube
こちらが今一番多いギターの勉強方法になるのではないでしょうか。まずPCで再生すれば大きな画面でしっかり見ることができます。また速度も変えることができるので速い曲などには便利です。そして何より無料です。私がギターを始めた30年前はやはりまだまだギター人口も少なかったのではないでしょうか。少なくとも中高生が手に入れるには少し高価なものでした。さらにエレキギターになるとイメージもあまりよくありませんでした。しかし今では小学生の生徒もT’sGuitarSchoolにはいるくらいです。時代も変わったと思います。そうなりますと自然とギターの上手い人も増えました。さらにプロではないけれども、上手い人。そして動画のアップも楽になったのも事実です。過去、動画のアップが難しかったわけではないのですがどうしても通信速度が遅く、1時間もかかるなんてことはザラにありました。ネットの光回線が当たり前の今、動画のアップも速いので次々にたくさん動画をアップできるようになったのもYouTubeが大きくなった理由だと思います。このような理由からYouTubeがもう練習のツールになりましたね。有名な曲ならそのほとんどがYouTubeで聞くことができます。そして人気の曲になるとギターを弾いている人がたくさん上がります。最近ではタブ譜が曲と一緒に流れあるものがあり、これは便利ですね。タブ譜は音程を音符を数字にしたものではありますが実際にはリズムは楽譜そのものです。ですのでリズム譜が読めない人には音はわかってもリズム、タイミングは分からない場合が多いのですがこの点も解決できます。そして何より正確になりました。エレキギターの登場は1952年。実際にはそれほど昔ではありません。クラッシックギターは歴史が長いのですがアコースティックギターはそれほどではありません。そうなるとエレキギターを上手く弾く人、それはまだまだ少なかったのですが、もう最近では素人の方でもとても上手い人が増えました。そうなると当時、例えば私がギターを始めた30年くらい前はどうしても楽譜の間違いが多かったのです。半音下がっているにも関わらず、そのままであったり、どう考えても違う音に聴こえたりすることはよくありました。またギターは同じ音程が複数あります。弦楽器の特徴でもあるのですが、そうなりますと人によって使う音が違うことになります。またタブ譜に変換が間違えている。このケースも多いです。まだまだ発展途上のエレキギターだったため仕方がありません。こんな弾き方、できる人はいるのかと思ったくらいです。ほとんどの人がそのような楽譜でギターをチャレンジしました。初心者の方には大変だったと思います。しかし今ではそこを修正して正しい弾き方、また楽な弾き方を研究し、YouTubeに上がる時代になりました。ですので最近では「この楽譜のこの部分、おかしい」と思ったら私ですらYouTubeを見て確認するくらいです。正確さでいうならYouTubeをお勧めします。しかしデメリットもあります。有名な曲ならたくさんの人が「弾いてみた」を上げるのですがどれが本当に自分に合っているか分かりません。立って弾いているのか座って弾いているのかでもフォームが変わるので実際には大きな違いになります。あからさまにチューニングしていない状態で演奏されたものもあり、初心者にとってはどの人を参考にするかは難しいのではないでしょうか。また動画に頼ってしまい、自分の左手を見ない人もいます。画面を見続けてしまい、自分の手をみなくなるのです。実際にそんなミュージシャンはいません。見なくてもできるレベルまで技術があるだけで初心者の皆さんは弾き方を覚えて画面から目を離し、しっかり左手を見てほしいです。しかしこれができないようですね。また上げている人達は決して先生ではありません。自分の弾けるように弾いているだけなので、真似をして変な癖がつくこともあります。
こちらもギターの弾き方を上げている人をよく見かけます。最近ではとても増えました。T’sGuitarSchoolもこちらにはよく投稿しています。しかしそれはあくまで紹介です。やはり習いに来てほしいので単なるアピールです。そうなりますと、Instagramでギターの練習は難しいかもしれませんね。詳しく解説している人もいるのですがそれでもなかなか初心者には難しいのではないでしょうか。また、ギター挑戦何日目、このような投稿も多いので上手い人、そうではない人の見分けもさらに難しくなります。何より、スマホが主体になると思いますので画面が小さく見ずらい。本格的に手の動きなどを上げている人もいるのですがそうではない動画だと、確認しにくいと思います。スマホだから気軽に見ることができる反面、本格的に見たい人にはお勧めできません。
●このように最近では「動画」が本当に豊富になりました。そして信憑性も高くなりました。その意味ではとてもいいのですが残念なことにレスポンスがありません。私たちギターの講師はどのように教えればその生徒が上手くなるのか、生徒が上手くならなければ、どうしたら上手くなるのかやはり悩むものです。例えばどうしても生徒の指がスピードに追い付かない。一体どこまでメトロノームのテンポを下げるかは先生の経験にかかっています。そして「YouTubeならこのように弾いているけれどこれはとても強引に弾いているので、もう少し変えて弾いたほうがよい」など指導があります。YouTubeを見ていると手の大きさに頼って弾いている人もいます。その人がそれで弾けるのならそれで構いません。しかし初心者の人が参考にはできない。大切なのはレスポンスです。書き込みもありますがやはりいいことばかり書きこまれています。質問などが少なく、また返信もありません。このようにレスポンスがあってこそ、ギターの講師は教えることが上手くなります。この点が動画などでギターを練習することの弱点なのです。もちろん、それで構わない人もいるのでそれはそれで問題はありません。しかし頑張ってギターを上手く弾けるようになりたいとなるのなら、やはり色々な疑問を答えてきた「先生」を頼るべきだと思います。T’sGuitarSchoolは現在11年目です。在籍して生徒もかなりの数になりました。同じ教え方をしても人には理解力があり、全ての生徒に同じようには伝わらないです。しかしそれでもあの手この手で何とか指導しています。そしてこういったことで悩んでいる生徒にはこの練習。このように長年の経験から解決方法を知っている場合が多いです。そしてT’sGuitarSchoolにはアコースティックギターコース、エレキギターコース、ジャズコースとありますが各コースに必ずカリキュラムがあります。このカリキュラムの通りに練習をすれば目標も見つけやすく、弾けるようになっていきます。もちろん紆余曲折はありましたが、かなり効果的です。そしてそれがどうして効果的なのかというと、個人レッスンだからです。その人に合ったカリキュラムの教え方ができるんですね。教える順番、そして大まかな進め方を固定することで最終的にはその人に合わせた教え方ができます。カリキュラムがないと生徒さんの実力を探りながら教えなければなりません。初心者の生徒さんとは違い、経験者の生徒さんには物足りないレッスンになってしまう。このようなことにならないようにレッスンができます。
YouTube、Instagramでも構いません。ただ一度体験レッスンを受けてみてほしいです。参考にしてみてください。
よろしくお願いします。