東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。
●今年の抱負、このような話、一月になればよく聞きますね。今年はというより今年こそはといった人も多いのではないでしょうか。この今年こそはに、ギターを始めたいが来る人もいるでしょう。英会話やスポーツジムなども皆さん興味があるようですね。過去にやっていた人よりも初心者の方のほうがこのような思いが強いです。習い事は残念ながら一度辞めてしまうとなかなか再スタートが難しいようです。また一からやり直しになった気分になったりその時の挫折感がどうしても頭をよぎってしまいがちです。しかしそれも実際は再スタートしてみればすぐに感は戻ります。十年のブランクでもそのブランクを取り戻すのに十年はかかりません。おそらく一年もかからないでしょう。これは私のギターの生徒さんの傾向です。もう何年も弾いていないのでという人が入会するのですが初心者のようでは全くありません。とても上手いと思います。ですので思い切ってギターを始めてみてほしいです。
・全くの初心者の方へ
なかなか勇気がいることですね。講師の私としても正直にそれは思います。多い質問として「楽譜が読めなくても大丈夫なのでしょうか」これに関してはまず大丈夫です。実際にそれほど楽譜は重要ではありません。将来的に読めるようになったらそれでいいのかもしれませんが、まず初心者の人に大切なのは曲を覚えることです。もちろんドレミもそうです。しっかり暗記することは何よりの上達です。アコースティックギターの場合はコードフォームをまず覚えることから始まります。よくコードフォームを覚えないで練習をしている人をSNSで見かけますがあまりよくはありません。指の位置を覚えようとして、コードそのものの形を覚えようとしていないのですね。コードは約300あると言われています。ですので指の配置を楽譜を見ながら弾くことは実際には不可能です。初心者の方はこのように考えてしまうようですが確かに弾きたい曲が弾けるようになるかとは思いますが他の曲に応用が利くわけではありません。結局は次の曲はまた覚え直しになるでしょう。でも一度Cというコードフォームを覚えれば次の曲でもCは同じです。このようにとにかく楽譜を目で追いながら練習する訳ではないのでまず最初は楽譜が読めなくてもギターは挑戦できます。エレキギターは少し楽譜の知識が必要かもしれません。ただし、YouTubeやSNSを見るとタブ譜がよく出ています。このタブ譜とはドレミが読めない人にとても便利です。何弦の何フレットか、これは実際五線紙を読むのですがそうではなくタブ譜として書かれているものです。ですのでドレミは読む必要がありません。ただしリズムは必要になります。八分音符、四分音符など。しかしYouTubeなどで弾いている人の真似をすればリズムも最初に読めなくてもできるのではないでしょうか。速すぎて分からないなどはあるとは思いますが少なくとも指の位置さえ分かれば後は何度も見返せますね。このようにそれほどまで楽譜が読めなくてもギターはエレキギターもアコースティックギターも挑戦できます。しかし前提として曲をしっかり覚えることです。楽譜を見ながら弾くことはとても難しいことです。また練習としてもよくはありません。
・少し経験がある方
数年前にギターを購入してすぐやめてしまった人、こちらは少し経験者ですね。独学の良いところは悩みを自分で解決しようと努力することです。それはほんの短い期間でも構いません。もちろん、そのやり方によっては悪い癖がついたりしてしまい、あまりよくない方向に向かって、結果ギターは弾けないとなり押し入れに眠ることになるでしょう。しかし自分自身での努力はとてもいいことでもあります。例えばピックは弾きにくいから指で挑戦した、こういうことも経験です。実際にはどう考えてもピックの方が弾きやすいのですが実際、そう思ってピックなしで練習します。そのうちに左手が慣れてきて、結局はピックでも指でも弾けるようになる。このようなことが経験から学べるいいことです。しかしエレキギターであれアコースティックギター奏法の違いはあってもどちらも楽器です。そう簡単に弾けるようになるものではありません。また基礎というものがしっかりあります。少し挑戦したけれども諦めてしまった人。まだギターを弾くことに憧れがあるならぜひ、ギター教室に通ってほしいと思います。
・10年以上の経験
実はT’sGuitarSchoolにも10年を超える独学の方が入会されることがあります。10年も挫折もなくギターを弾くことは凄いことです。できないこともあったとは思いますがやはりギターを弾いていて楽しい、またギターへの情熱がすごいですね。今年こそ挑戦とありますがここまでくればギター教室が必要ではないかもしれません。しかし、やはり10年を超えるギター歴の方がギター教室に入会することはあります。それは基礎をしらないで今まで練習してきたから、できないことができないままになっていることです。しかしその情熱で続けてこれたのだと思います。ギターはスポーツではありません。だからできない曲や奏法があったとしても別の曲や別の方法で構いません。いつかまた挑戦すればいいことです。しかし基礎の力がないとどうしてもできないこともあります。その時、学び直しが必要です。一からスタートとはなりません。もう独学でマスターしたこともたくさんあります。ですが、一からスタートのつもりで取り組んでもらうと見えない世界が見えると思います。基礎を知っていれば簡単だったこと。10年以上も気が付かないことももちろんあります。もっと上手くなりたいと、その情熱があるならやはりギター教室に通ってほしいです。
●このように今年こそはギターに挑戦。それは色々な意味が含まれています。全くの初心者でも10年以上の経験者でもその情熱が大切ですね。一月になると今年はどうしよう、そのように思う人は多いです。実際、お正月はお休みになるとはいえ、それほどやることもないのがお正月です。長期休みほどだらけてしまうこと、ありますね。しかし逆に考える時間もあり、こういった長期のお休みで色々と検索する人は多いです。その時、いつかギターに挑戦したい、過去に挫折した、10年以上もギターを弾いているけれどもしっかりとした知識を身に着けたい。そんな人がこの時期に多いと思います。そして最後にはギター教室を探してほしいと思います。
・初心者の方へ
やはり最初が肝心です。独学で何とかなる、できる範囲は独学でと思わないでほしいです。それが実際には挫折の原因になってしまうことがあるからです。YouTubeでどうにかできるのは初心者以上の人です。ギターはアコースティックギターもエレキギターも太い方が6弦です。しかし目線に一番近いから6弦と1弦を勘違いする人も実は多いです。このように小さなことでも「できない」「難しい」の原因になります。YouTubeと音が違う、同じように聞こえないなど、できないと思っても実際は自分の勘違い。そういったことは本当に多いのです。ですのでやはりギター教室に習いに行ってほしいと思います。スタートこそが一番肝心だとは思います。
・少し経験がある方へ
どうしてギターを買ってすぐに諦めてしまったか。それは簡単ではない楽器だからです。むしろ簡単だと思っていたと思います。また想像以上に難しいことがあったのかもしれません。「独学で弾けるよ」「近所に上手い人がいるから教えてもらえるよ」などなどよく聞くのですが「独学でもできる」これは体験談です。決して全ての人に当てはまることではありません。そして「近所に上手い人、友達がギター弾けるから教えてもらえる」これもとても危険ですね。まずは無料だということが危険です。よほど教えることが好きな人ではない限り、人に何かを教えることは苦痛です。教えている人、生徒になりますがその人ができないことがあったりする。しかしそのできないを「練習量」や「時間」のせいにされては大変です。「こういう場合はこうするといいよ」これが言えるのが先生なのですね。またそれでもできない人に根気よく接することができるでしょうか。結論はしっかりお金をかけてほしいです。ギター教室を探してほしいです。せっかくギターを買ったのだからその情熱を保つためにももう少しお金をかけること、ギター教室に通うことを検討してほしいです。
・10年以上の経験者の方へ
物事を10年以上も独学でできるのは本当に素晴らしいと思います。しかしそれは本当に「できていますか」できなことありませんか。アコースティックギター、エレキギター、ジャズギター、どれも奥が深いものです。もちろんそれは理解はされていると思います。テクニックはある人が多いのですがこの奥の深さをしっかり学ぶにはやはりギター教室に通ってみるべきです。そして基礎を学んでほしいです。T’sGuitarSchoolでは曲は暗記です。これは上達の第一歩です。正直なところ曲も覚えていない、楽譜も見たままで上達しようと思うことがまず間違いです。「覚えるのはいや」「楽しくない」そう思う方はギター教室には向きません。そのまま、楽しんでギターを弾いてくれればそれでいいことです。しかし本当に上手くなりたいならやはり人から習うべきです。そしてできること、できないことをはっきりさせるにはやはり習うのが一番ですね。
●今年こそはギターを。色々な状況があると思います。また挫折したらどうしよう。そのように考える人も多いでしょう。しかしそれでも習ってみないと分からないです。そしていつまでも続けたい。そんな情熱があるのなら今年こそはギター教室を探してみてください。
よろしくお願いします。