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ギターの塗装 13

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

今回は塗装の仕方についてです。あくまで素人ゆえ間違いもあるかとは思います。

私が調べたり、工房に言っての話であったりリペアマンの説明であったり。

その中での知識です。また塗装の仕方は人によって違います。ラッカー塗装の

ラッカーでさえ、シンナー等の配分は違うものです。またオールドギターも

年代によってはやり方が違うものです。

また大手のメーカーは色もすでに調合されていますが個人の職人さんはその都度、

配合して色を決めます。また同じ木材であっても色は違うので同じ色に塗ることは

ほぼ不可能です。ですから大手メーカーと個人工房でもまた違いがあるものです。

 

一般的な塗装は2段階、3段階とあります。まずギターに染み込ませる塗装、そして

防御の塗装。最後に色もあります。しかし塗装は薄いほうがやはりよいので2段階の

塗装で納めるのが理想です。1段階の塗装は聞いたことがありません。剥がれれば

木そのものなのでできなでしょう。私の使用している西野春平作、アコースティックギター、

そしてクラッシックギターは最初に染み込ませるための1段階目がなんとウレタン塗装らしいです。

そして2段階目にラッカー塗装なので扱いはラッカー塗装です。しかし曇りのない、つやのある

ラッカー特有の音。これはまさしく職人の腕です。ラッカーは高価なため、原価を安くするため

だったのかその方がギターにとって理想だったのか。その辺はまた取材してみたいです。

 

そして私が使用しているPGM製ディンキーストラトは2段階目の色でスプレーで一度のみ。

それなのに気泡も入らず埃もちりもなく。そして見事な光沢。これもびっくりです。

このやり方はラッカーの使用料をかなり抑えることができます。ですから塗装の薄塗というのは

技術のなせる技です。フェンダー社のシンラッカーシリーズというものがありますがPGMは

全てにおいてシンラッカーなのですね。

 

残念ながら12年の愛用のギター、辻四郎製作のフルアコは少し厚めらしいです。厚めになって

いるといってもメーカーのそれではないらしいのですがやはり薄くはないらしいのです。

違いは製作地です。西野春平さんの工房は東京都から1時間以内、埼玉県所沢。

PGMは埼玉県比企郡。そして辻四郎さんの工房は富山県五箇山。

 

この世界遺産に指定された五箇山が大きなポイントです。

 

すみません、また途中となります。次回は続きです。

 

よろしくお願いします。

 

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