いつもご覧いただきありがとうございます。
今回は塗装の仕方についてです。あくまで素人ゆえ間違いもあるかとは思います。
私が調べたり、工房に言っての話であったりリペアマンの説明であったり。
その中での知識です。また塗装の仕方は人によって違います。ラッカー塗装の
ラッカーでさえ、シンナー等の配分は違うものです。またオールドギターも
年代によってはやり方が違うものです。
また大手のメーカーは色もすでに調合されていますが個人の職人さんはその都度、
配合して色を決めます。また同じ木材であっても色は違うので同じ色に塗ることは
ほぼ不可能です。ですから大手メーカーと個人工房でもまた違いがあるものです。
一般的な塗装は2段階、3段階とあります。まずギターに染み込ませる塗装、そして
防御の塗装。最後に色もあります。しかし塗装は薄いほうがやはりよいので2段階の
塗装で納めるのが理想です。1段階の塗装は聞いたことがありません。剥がれれば
木そのものなのでできなでしょう。私の使用している西野春平作、アコースティックギター、
そしてクラッシックギターは最初に染み込ませるための1段階目がなんとウレタン塗装らしいです。
そして2段階目にラッカー塗装なので扱いはラッカー塗装です。しかし曇りのない、つやのある
ラッカー特有の音。これはまさしく職人の腕です。ラッカーは高価なため、原価を安くするため
だったのかその方がギターにとって理想だったのか。その辺はまた取材してみたいです。
そして私が使用しているPGM製ディンキーストラトは2段階目の色でスプレーで一度のみ。
それなのに気泡も入らず埃もちりもなく。そして見事な光沢。これもびっくりです。
このやり方はラッカーの使用料をかなり抑えることができます。ですから塗装の薄塗というのは
技術のなせる技です。フェンダー社のシンラッカーシリーズというものがありますがPGMは
全てにおいてシンラッカーなのですね。
残念ながら12年の愛用のギター、辻四郎製作のフルアコは少し厚めらしいです。厚めになって
いるといってもメーカーのそれではないらしいのですがやはり薄くはないらしいのです。
違いは製作地です。西野春平さんの工房は東京都から1時間以内、埼玉県所沢。
PGMは埼玉県比企郡。そして辻四郎さんの工房は富山県五箇山。
この世界遺産に指定された五箇山が大きなポイントです。
すみません、また途中となります。次回は続きです。
よろしくお願いします。