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ジャズは独特?ジャズの世界を知ろう。

東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sJazzGuitarSchoolです。

●ジャズは難しい、そんなイメージがあります。もちろん簡単ではありません。しかし一つ一つ基礎を積み重ねていけば技術的なことはできるようになります。「一番細い弦は6弦?」くらいの初心者でも時間はかかりますがいつかできるようになるでしょう。神がかったものでは決してありません。しかしジャズには日本人が苦手なものだったりどこに売っているのだろうといった特殊な機材を使ったりもします。殆どジャズだけです。そういった独自の世界が存在するのも確かです。ですので「ジャズ習っているのにそんなことも知らないの?」といったこともあるでしょう。

・本体はフルアコ

フルアコースティックギター(Full Hollow Guitar)の略だと思われますが私は海外でこの名称を聞いたことがありません。日本人の造語ではないかと思います。hollowボディタイプなんて海外メーカーのパンフレットは書いてあります。同じようなことがたくさんあり、エフェクターなども英語にすると「何?」って感じです。これも日本人がそう呼んでいるだけで実際は「ペダル」とパンフレットに書かれています。もちろんフルアコで通じるのですがもしメーカーサイト、特に英語のみなら探してしまうので注意ですね。ボディ内部が完全に空洞になっているアコースティック構造のエレキギターです。この後ボディ内部に別に木材をいれたギターも登場します。見た目はジャズギターの「デカいボディのエレキ」という感じで、暖かく太いクリーントーンが魅力です。ただしボディにどの木を使うかなど音の要素は様々なのでこの限りではありません。定番は

ネック(バック)メイプル
ネック(トップ)エボニー
ボディ(サイド、バック)単板のメイプル
ボディ(トップ)単板のスプルース

この組み方はまさしくバイオリンそのものです。ヒントはバイオリンにあるのかもしれませんね。もちろん合板であったりマホガニーが使われたりとモデルによって様々ではありますが迷ったらこの定番のスペックで探しましょう。空洞が大きい分、アンプの音を拾いすぎて大音量の現場ではハウりやすいのが特徴。※言葉が間違っております。chatGPTを参考にしているのでご了承下さい。ハウり易いのではなくフィードバックが激しい。こちらが正しい表現です。もちろんハウリングも起きるのですが主に悩まされるのはフィードバック現象で
フィードバック現象とはマイクやギターのピックアップが スピーカーから出た音を再び拾う → 拾った音がさらにアンプで増幅される → また拾う…という 音のループ が起こる現象のことです。ボディが空洞なためフィードバックにはめっぽう弱くフルアコのセッティングの避けて通れない宿命ですね。そもそも音量の大きいロックには向かないのが特徴でもあります。「もうフィードバックが起こる」と誰しもが思うくらい、音量は出せません。ロックからジャズへ転向したとき一番最初にスタジオ練習で感じることかもしれません。「音量すら普段通りでもだめ」なことに気が付きます。でもそれがジャズよと言われればそれまでのことでもありますね。生楽器とセッションする以上はしょうがないことです。最近では生楽器にもマイクを使い音量を稼ぐようにはなりましたがそれでも限界はあります。ジャズ等のクリーン現場には向くが、歪ませるロックにはあまり向かないでしょう。

・ウォーム
・マイルド
・アタックが柔らかい
・サスティンは控えめ

※全く逆の表現ですね。ご注意下さい。ウォーム、マイルドって同じことな気がします。アタックは強いです。エレキに比べればアタックだらけです。空洞なんだから当たり前です。サスティンは控えめもおかしい。元々どこがサスティンする部分なのでしょうか。初めてフルアコを探す人はご注意下さい。

ピックアップは大抵 ハムバッカー(特にフロント主体)。もちろんシングルもあり得ますが多数でハムですね。そしてこの主にフロント主体ですが主にどころか、100%フロントと言っても過言ではありません。そのくらい他の位置は使わないです。これはもう文化ですね。「俺独特のサウンドを作る」と思ってリアを試したことがあるのですがあまりにもおかしな気がしてやっぱりフロントに切り替えました。そして重量ですが決して軽くはありません。一般のエレキギター並みに重たいです。

●フルアコと他タイプの違い
種類 構造 音の特徴 用途
フルアコ 完全空洞 暖かく丸い、ハウりやすい ジャズ
セミアコ(ES-335等) 中央にセンターブロック バランスよく、歪みにも強い ジャズ〜ロックまで広い
ソリッド(ストラト等) 塊(空洞なし)

セミアコが紹介されていますが決してひずみに強い訳ではありません。あくあまでフルアコに比べればということでしょう。

・よくあるフルアコの仕様
ボディ厚:3〜4インチ
スケール:大体24.75″(ギブソンスケール)
トップ:メイプル or スプルース(この場合のメイプルとは合板です。合板スプルースもあります。定番は単板スプルースで合板メイプルは量産品のスペックでもあります。)
ピックアップ:フロント1発または2発※おかしいですね。どうやってフロントに2発?フロント、リア使用だと思って下さい。

●長くなりましたがこれほど違いがありやはりジャズは全く違うサウンドメイキングです。細かい点はまだまだあるのですがこれだけ違えばもうセッティングは頭を切り替えることしかありません。全く未知の世界と最初は思って下さい。スタジオ練習の間、ずっとアンプをいじっていたなんてこともざらにある世界です。他のメンバーには理解できないと思いますがそれほど違いがあり、フィードバックに対する対処方法など勉強も必要です。よほどの理由がない限りロックではあり得ないことばかり。ロックではフィードバックをさせるのに苦労をするのですがジャズではこれに悩まされることになりますね。次に違いはピックです。ジャズ用のピックなんてありません。そういって売っているだけです。ただし小さい、さらに分厚いものが好かれるケースが多いです。ジャズなんて名前のついているピックもありますがメーカーの問題なので好きな、弾きやすいものを選んでもらえれば十分です。ピックのような小物にまでジャズ専用なんてありえません。因みに私のジャズギターの師匠は決して小さなピックではありませんでした。なんと弾き語りのおにぎり型だったんです。「もう慣れたから」ただそれだけ。でも落としにくい、持ちやすい、いい音がする。この条件さえあれば形状なんて関係ないということでしょう。

●ジャズギタリストの多くは太めのフラットワウンドを選びます。

理由は簡単でジャズサウンドの要だからです。これじゃないとジャズじゃない気もしますね。フラットワンドとは弦の芯線にたいして丸いものを巻き付け太さを稼ぐラウンドワウンドではなくプレート状のものを巻き付けているようです。実は鉄弦の多くは最初フラットワウンドでバイオリンなどのクラッシック系弦楽器はいまでもほとんどがフラットワウンドです。フルアコは形状、木材までバイオリンを模していますが弦もその通りなんですね。好まれる理由として

・アタックが柔らかい→これは太さ故です。

・低ノイズ(指の擦れる音が少ない)→アンプから拾わないのが面白いです。生音はキュッと聴こえますが。

・太くてウォームなトーン→これも弦の太さ故です。全てそうなるわけではありません。
ジャズの「太くて丸い音」を作るキーになるのがこの弦です。ですので本格的にジャズサウンドを研究するならフラットワウンドはぜひお勧めします。ラウンドワウンド弦と比較するとモダンジャズやフュージョン寄りでありザラザラしててアタック強め、明るく抜ける感じはあります。むしろこっちが自然に感じますね。

特徴:
明るくブライト?アタックが強いです。サスティン長めで従来のサウンドですね。歪ませる系にも比較的向く現代ジャズプレイヤーも変わってきたのか最近ではそれも面白いになりました。ただしキュッという音はアンプがしっかりと拾ってしまうのでそこには慣れが必要です。またお客さんも慣れていないので「雑な演奏をしている」イメージがありなかなか受け入れてもらえません。「今日のギタリスト、音が変だった」なんてこともあるようです。お客さんに弦を説明しても仕方がありません。なかなか従来のイメージを覆すのは難しいのかもしれません。

●このようにただ単にフルアコを購入するだけでジョーパスやジムホールのような音が出るわでではありません。実際、私もジャズを勉強するまでフラットワウンドは知ってはいたものの使うことなんてありませんでした。それくらい弦すら珍しいですね。ジャズは。ここでギター教室のことを少し書くとジャズは少しかじった程度では指導の域まで達しません。先生選びもまた難しい。知識はたくさんあってもジャズライブをしたことも、見たこともないギタリストでは講師はできないと思います。知識を伝えることができても実践力がないとそれはネットで解決することばかりになります。特にジャズ、クラッシックギターは先生の数も少ないです。本格的なジャズギタリストはなかなか先生もしません。T’sJazzGuitarSchoolは講師の私がジャズギタリストなのでご安心ください。現在のジャズシーンまで詳しく知っているつもりです。とはいえ、最近では有名ジャズギタリストも亡くなり時代も変わろうとしていますが。また今回のブログは定番ネタというよりもうド定番です。お店でを試奏させてもらうとなんとBluetooth!アンプではなくヘッドフォン!私にはこれで試奏と言われてもがっかりな気がします。

参考にしてみてください。よろしくお願いします。

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