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弦について。

いつもご覧いただきありがとうございます。

レッスンを自粛して3日が経ちました。教室でしかできない仕事もあるので
毎日教室にはゆくのですが渋谷は閑散としています。お正月でも
お店は開いているのでおかしな感じです。

今回は弦について。

まずは種類です。たくさんありますのであまり特殊なタイプは除きます。
まずワウンド弦とフラットワウンド弦。フラットワウンド弦はなじみがない
方も多いと思います。しかし基本的にJazzはフラットワウンド弦です。
ワウンド弦は「芯」がありそこに弦を巻いて太くしてあるものです。
ですので「芯」になる芯線はとても細いものになります。フラットワウンド弦は
その巻いてあるワウンド弦を削ってツルツルにしたものです。特殊と
思われますがクラッシックで使われる弦楽器は殆どがフラットワウンド弦です。
ツルツルしているのできゅっきゅっと弦を滑らす音がしません。
また弓を使う弦楽器が多いのでこのような理由からフラットワウンド弦でなければ
ならないのかもしれません。

上記はワウンド弦、フラットワウンド弦の説明ですがクラッシックギターは
ガット弦です。アクリルで作られておりコンパウンドなどと呼ぶことも多いです。
そんなことから一般的にクラッシックギターと呼びますがそれならクラッシック専門
みたいな感じがします。ポピュラー音楽の人間からすればクラッシックギターでは
なくガットギターのほうが馴染みがあります。

ポピュラー音楽でガットギターを使うことはエレキギター、アコースティックギターに
比べてとても少ないので今回ガット弦は触れないでおこうと思います。

大きくはこの三種類です。弦は主に「ニッケル」が多く使われます。
そのサウンドはとても馴染みやすくたくさんのギターの弦として使われてきた
素材です。そして少ないですが「ステンレス」。こちらはフラットワウンド弦に
多い素材です。ベース弦としてもよく見かける素材なのですがやはり主流では
ないようです。素材をステンレスにすると冷たい感じの音になります。
しかしその素材からか、弦はとても固いものが多くそれ故に長く耐久できます。
しかしどうしてもそのサウンドが慣れない、特にJazzの私はあまり好きには
なれません。甘いサウンドがどうしても弦からは出しにくいのです。
フラットワウンド弦は種類が少ないのも特徴です。使う人が少ないからだと
思います。しかし探せばフラットワウンド弦のニッケルもあり、私は少し
値段が高めですがニッケルのフラットワウンド弦を使用しております。

次回はエレキギター、アコースティックギターの弦について書いてみようと
思います。

よろしくお願いします。

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