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ギターのヘッド 3回目

ギターのヘッド 3回目

いつもご覧いただきありがとうございます。

ギターのヘッド、3回目です。

ギターのヘッドは大きく分けて3種類、3対3のタイプ。弦はハの字に

広がるもの。スロッテッドヘッド。ヘッドに溝を掘り弦を巻くタイプ。

そして今回6連といって同じ方向にペグが並ぶタイプ。

細かくいえば逆向きにペグが6連あるリバースヘッド、6連なのにネックに

角度のついているもの。

 

大きく分けては3種類なのですがメーカーのオリジナルもあるので本当は

かなりの数です。しかし代表的なものの考え方さえ分かっていれば

どうして変わったタイプのヘッドがあるかわかると思います。

 

今回はフェンダー製が最初といわれるエレキギターのストレートタイプです。

先にスロッテッドヘッドを紹介しました。そう、まっすぐに弦の張力を保つ

ためにペグが6連になりました。弦はもともと3対3、クラッシックの楽器

であれば2対2。左右対称が本来の形になります。ですので6連は常識を

破った画期的なアイデアだと私は思います。しかしながら3対3のヘッドの

弱点、ハの字に弦が広がりテンションの逃げを見事に補正したのです。

個人的な感想ではありますがかっこよく作ったと思います。メーカーは

あげませんが「これかっこいい?」と思うオリジナルのヘッドもあります。

 

ストレートといっても本当にそうではありません。ナットから真下にヘッドが

ありそこからまたストレートになっています。こうすることでスロッテッドの

ように弦の張力を保ちながら弦を巻くことができます。ですのでストレートの

ギターは弦をなるべく多く巻きましょう。下方にしっかり向かないとストレートは

テンションが保てません。ギターの扱いの初心者に多いのが弦を1周目から2周目と

上に巻いてしまうことです。どのタイプのヘッドもこれはまずいのですが特に

ストレートは絶対にダメです。

 

ストレートのヘッドは1弦、2弦まで距離が生まれます。6弦はナットのすぐそばなので

しっかりテンションがかかるのですが1,2弦はそうではありません。

ですのでテンションピンが必要なんですね。3、4弦は一般的には必要ありませんが

何故か、とても安いギターには3,4弦にもテンションピンがついてます。

コストを下げている安価なギターなのに?この理由は全くわかりません。

 

ヘッドを3種類考察してきました。次回は番外編としてポールリードスミス社

のギターをヘッドに絡めて書こうかと思います。

 

よろしくお願いします。

 

 

 

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