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ボディパーツ アコギ編 ブリッジのパーツ その1

ボディパーツ アコギ編 ブリッジのパーツ その1

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

今回はアコギのブリッジのパーツです。たくさんあるわけではありません。ピンとサドルです。

しかしクラッシックギターはピン、弦はボールエンドがない。ですからサドルだけになります。

 

まずはサドル。こちらは簡単です。溝がしっかりついているものもあればほんの少し溝があるだけの

ものもあります。こちらの説明をします。

 

まずギターの構造に関わります。ギターの音程はナットからブリッジの間が大切です。

そしてその真半分の位置に12フレット、1オクターブが来るように設計されています。

このナットからブリッジまでが均等な長さなのか、また押さえたとき必ず真半分になるのか。

ギターのネックはボディ側が太く、ナット側は少し細くなります。またネックの

表面も完璧にまっすぐではありません。そうしますと実は12フレットは完璧に真半分ではありません。

しかも弦ですら太さが違います。そうしますと各弦で12フレット以降の音が合わない現象が起こります。

これはフレット楽器の弱点でもあります。そこでできうる限りサドルを斜めにして真半分に近づけたり

また各弦でサドルにジグザクにしたり。

 

しかし完璧にチューニングは合いません。これに関してはもう仕方がありません。ブリッジにアジャスター

をつけたモデルもあります。こちらは各弦を調整できるので可能です。しかし金属パーツになりますので

トップに重量をかけることになるのでご注意ください。

どうしてこのような状態で良いのか。良い訳ではありませんが本来アコースティックギターは単音のソロを弾くこと

を考えていません。1フレットから3フレット前後くらいでコードを弾くものとされています。またネックのジョイント

の構造もありこの12フレット以降は演奏しずらくソロ演奏をしたとしてもあまり使いません。

(もちろん音楽は自由なのでダメではありません。頑張って12フレット以降を使う人もいます)

 

ですのでアジャスターをつけてまで12フレット以降の音程を気にする人が少ないのが事実です。

とはいえ、ガタガタにチューニングが合わない状態もまずいので上記のように角度をつけたり

溝をつけたりするようです。ただしサドルは弦を受けている部分なので材質は特徴がでます。

象牙などでサドルを作るとサウンドは変わります。消耗パーツなのであまり高価なものは

少し大変ですがサウンドを変えたい人にはお勧めです。

 

次回はピンを説明します。

 

よろしくお願いします。

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