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今回からはエレキギターのボディのパーツ、その他です。ここからの
パーツはアコースティックにはありません。ですからエレキギター、いわゆる
ピックアップと必要とするタイプのギター(フルアコ)も同じ内容に
なります。
ボリューム、トーン。総称してコントロールと呼びます。ピックアップの
音量と音質です。ボリュームはその名の通り音量ですが実は形骸化しているケースも
多いものです。ジャズはエフェクター等で音量を調整しないのでよく利用しますが
ロック等はエフェクターなどで音量を調整してしまう場合の多いです。また
エフェクターにもその機能があります。そこでギター本体のボリュームまで考慮して
音量を検討するのは大変です。もうギターは全体にフルボリューム。そして調整は
各エフェクターによって決めれば楽です。またこのボリュームは歪み具合にも影響してしまいます。
ギター本体のボリュームで電流の量は決まります。だからアンプで歪ませてもギターのボリュームが
充分でないとアンプの歪みは小さくなってしまいます。逆にアンプが小さくて何をしても歪んで
しまう場合があります。特にハムバッキングは音量が大きいのでアンプが小さいと歪みやすい。
そういう時はもうギター本体の音量を絞って調整するしかありません。
ボリュームはこのように無いと不便な時もあります。次にトーンですがこちらも形骸化した
パーツです。音色を決めるものなのですがハイの音がカットされます。しかし個人的には
殆ど使いません。ハイが出すぎる。このようなことがあまりありません。ジャズギタリストは
どうしても丸い音を好みがちですがあまり丸くしてしまうと伴奏に影響してしまいます。
もこもことして和音感がなくなります。こちらもボリューム同様ないと不便もありますが
実際ジャズギタリストだけのものでやはりロックなどの奏法ではフルトーンで使用するケースが
殆どだと言えます。
ギブソンタイプなどは2ボリューム2トーン。しかしストラトタイプ、特にフェンダー社のタイプは
1ボリューム2トーン。しかしわざわざ2トーンあってもフルで使うのでもうほとんどがデザイン的な
ものです。私のギターはオーダーで1ボリューム、1トーンのストラトにしてもらいました。
このようにエレキギターのコントロールは使用頻度がフルの状態以外は使わない。
だから減らしたりすると見た目が不細工な場合があるのでオーダーの際は
レイアウトにご注意下さい。
次回はセレクター、トグルを説明します。