いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
前回まではギターのパーツなどを書いてきました。私はオーダーメイドのギターを
扱うことがあります。自分のギターもそうですが他にもオーダーを取ります。
その際に説明してきたことを書いてきました。しかし私自身がリペアマンでは
なく製作家でもありません。だから何分にも間違い、語弊があったとは思います。
また職人さんやリペアマンにも色々な意見があるので必ずしも皆さんが同じ訳では
ありません。
今回からは講師らしく音楽について書いてゆこうと思います。そしてまずは概要として
Popsから解説したいと思います。
PopsはPopularからきています。人気のあるなど色々な使われ方をするようですが音楽の
Popularは大衆的です。アメリカで発祥した音楽、黒人の文化が混ざったものです。
原住民のインディオとの融合ではありません。もちろんインディオの影響を受けた音楽も
あるとは思いますが一番に影響を受け融合したのは黒人の音階やリズムでした。
ですから大成されたものがあまりありません。音楽、楽器を楽しむためにおのおのが独自で
発展しました。カントリーミュージックもPopularに入ります。しかしクラッシックの影響が
とても多く、演奏にバイオリンがよく使われます。しかしロックにバイオリンがたくさん入る
ことはありません。
このように独自のジャンルの中でたくさんの奏法と特徴がでるようになりました。対比して
クラッシックは大成されたものが多いです。クラッシックギターも奏法は多少はばらつきや
意見があり、また時代の変化もあるでしょうが大本の考え方は同じです。また日本で
教科書として使用される「カルカッシ」。こちらはピアノで言えばバイエルみたいなものですね。
このような確固たるものがクラッシックにはあります。しかしPopular音楽はそれがありません。
ですから基礎とは?と語るのが非常に難しいです。もちろんない訳ではありません。
誰もが納得のいく説明と技術が基礎です。カルカッシのような大成されたものがないだけです。
Popular音楽を略してPops。楽しい歌のあるもののように思われがちですが本当の意味は
Blus,Jass,Rock,Funk全部がPopsになります。
次回からはこのような音楽の話を書きます。よろしくお願いします。