東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。
●今回はギター教室に通うべきか、そうではないか。もちろん私はギターの講師なので通うべきと思っています。しかしそうではないという人もいます。管楽器ならトランペット、サックス。ピアノは日本で最も人気の楽器ですね。それからドラム。楽器の趣味はたくさんありますが習わない人は少ないのではないかと思います。もちろん独学で挑戦する人もいるのでしょうが上手くいくのでしょうか。なぜかわかりませんがギターだけは独学でできる「楽器」と思われています。しかしたくさんの楽器があってもそう思われているのはギターだけのような気がします。ギターを習う意味は人それぞれですが、一般的には次のようなメリットがあります。
1. 音楽を楽しむ &自己表現
ギターはシンプルなコードを覚えればすぐに曲を弾けるようになり、歌を歌ったり、作曲したりすることができます。音楽を通じて感情を表現する手段としても魅力的です。このようにシンプルなコードはギターは簡単です。ピアノになるとコードの音をすべて把握しなければなりません。しかしギターは全てがフォームになっておりその形さえ覚えれば最初は簡単です。もちろん、後々はコードの音が何なのかは理解が必要になります。音楽理論になります。しかしまずはアコースティックギターでもエレキギターでも初心者にとってはギターが弾けることが重要です。最初の最初に必要ではありません。
2. 脳の活性化 &集中力アップ
ギターを弾くことで、指の動きと頭を同時に使うため、脳が活性化します。楽譜を読んだり、新しいフレーズを覚えたりすることで記憶力や集中力も鍛えられます。よくこのような話を聞きます。特に年配の方が言いますね。確かに利き手ではない左手をたくさん動かすことになるのでとても効果的です。普段、私達は利き手の右手をほとんど使います。とっさに左手が出る人はまれだと思います。人には利き手がありますが、あえて利き手を使用しないことはありません。右利きの人が多い人間にとって左手を鍛えることはとてもいいことです。本来のアコースティックギター、エレキギターが上手くなりたいという目的からは外れるような気がしますがとても意義があることに思われます。
3. コミュニケーションのきっかけになる
ギターが弾けると、バンドを組んだり、友達とセッションしたりと、人とのつながりが増えます。また、弾き語りをすると周囲の人を楽しませることもできます。一見、それはギターを習うことの必要性にないことにも思われます。しかし一度ギターを習うとやはり友達や人と練習したくなりますね。楽器は本来は人と一緒にするものです。一人で成立する楽器はとても少なく、あえて言えばピアノぐらいです。アコースティックギターでもフィンガースタイルというのもありますがこれは初心者にとってはとても難しいものです。最初からできるものではないのですね。そしてエレキギターはとてもシンプルです。バンドにおいて、とても効果的なのですが一人で弾いていても「これは何?」となる場合が多いのです。もちろんYouTubeでコピーしている曲を流しながら一緒に弾くのも楽しいかもしれません。しかし結局はバンドを組みたい!そうなるのではないでしょうか。そしてバンドはコミュニケーションそのものです。間違ってしまう人もいます。うまい人もいます。そんな中でバンドを組むことはとても楽しいものです。とくにジャズはセッションがメインでありアドリブが必要になります。アドリブそのものがコミュニケーションである以上、大切なことです。初心者だからできない、そうではありません。長い道のりになってもアドリブはできるものですね。
4. 挫折を乗り越える経験ができる
最初は指が痛くなったり、思うように弾けなかったりしますが、練習を重ねることで少しずつ上達します。この過程を経験することで、根気や忍耐力が鍛えられます。少し体育会系のように思われますがこれは今回の習うべきことの意味になります。ギターは楽器です。アコースティックギターもエレキギターも同じ楽器になります。正直な話、簡単ではありません。サックスもピアノもコントラバスも誰しもが簡単ではないと思って取り組みます。そして習います。もちろん初心者にとっては挫折もあるでしょう。しかし最初から長い目でみて、先生に習うとなればその挫折は少なくなるはずです。先にも書いたように初心者の人はどうしてもギターは習わないでも弾けるようになる楽器と思いがちです。それが逆に上手くいかない時に挫折につながるのですね。そこでしっかり習っている人との差が出るのです。私は500人くらいの生徒を指導してきました。「私は手が小さいのです」という人を何人も見てきましたがその殆どは私より手が大きい人です。勝手に手の大きさを理由にしているのですが実際には私より手が小さい有名なギタリストはたくさんいます。体の大きさを理由にしてほしくありません。要するに、基礎ができていないだけの問題です。実際には指が痛くなるのは初心者だけです。無駄な力が多いからなのですね。思うように弾けないのは曲をしっかり覚えていないから。初心者にとっては楽譜を見ながらなど、ストレス以外の何物にもなりません。エレキギターでも同じことです。確かに曲を覚えることは最初は大変ですがそれも慣れることです。上記に練習を重ねるとありますがまさにそのことです。色々な書式の楽譜を覚えることでその覚える速度はどんどんと早くなります。元々音楽は根気と忍耐がいるものだと思ってギター教室に習ってほしいです。
5. 一生の趣味になる
ギターは年齢を問わず楽しめる楽器です。趣味として続けることで、ストレス解消やリラックスにもなります。確かに小学生は習得が早いです。そして中学生、高校生も同じです。大人、とくに20歳以上の人と比べるのは難しいかもしれません。しかしそれでも「できる」ものです。T’sGuitarSchoolは個人レッスン専門のギター教室なので人と比べられることがありません。進み具合が遅い場合は指摘することもありますがそれでも生徒さんの様子を見て宿題を出しています。ですので長い趣味としてギターはとてもいいことですね。ギターは子どもから大人まで、何歳からでも始められますし、年を重ねても続けられます。プロのギタリストでもシニア世代まで演奏を楽しんでいる人が多いです。
1. エリック・クラプトン(Eric Clapton)
(1945年生まれ)「ギターの神様」と呼ばれ、今もなおライブ活動を続けています。ブルースを基盤としたプレイスタイルは年齢を重ねても色褪せることなく、円熟味を増しています。
2. キース・リチャーズ(Keith Richards)
(1943年生まれ)ローリング・ストーンズのギタリスト。彼のリズムギターはシンプルながらも唯一無二で、80歳近くになってもステージで元気にプレイしています。
3. ジェフ・ベック(Jeff Beck)(1944年生まれ 〜 2023年没)
年齢を重ねるごとに演奏スタイルが進化し続け、70代になっても斬新なプレイを披露していました。
4. カルロス・サンタナ(Carlos Santana)(1947年生まれ)ラテンロックのレジェンド。70代を超えても情熱的なギターサウンドを奏で続け、若い世代のアーティストともコラボしています。
このようにとても高齢となっても最前線のギタリストは多いです。
・クラシック/ネオクラシカル系
イングヴェイ・マルムスティーン:ネオクラシカル・メタルのパイオニアで、超高速スウィープやアルペジオが特徴。
ジェイソン・ベッカー:天才的な作曲センスと超絶技巧を誇るが、病により演奏が困難になった伝説的ギタリスト。
・ロック/ハードロック系
エディ・ヴァン・ヘイレン:ライトハンド奏法(タッピング)を広め、ロックギターの歴史を変えた存在。
スティーヴ・ヴァイ:テクニックだけでなく、独特の表現力と音作りが際立つギタリスト。
ジョー・サトリアーニ:メロディアスな速弾きとユニークなサウンドを融合させたギターの達人。
・メタル系
ポール・ギルバート(MR. BIG、Racer X):超高速オルタネイトピッキングと、遊び心のあるプレイが特徴。
ジョン・ペトルーシ(Dream Theater):正確無比なピッキングと多彩なテクニックでプログレッシブメタルを牽引。
ジャズ/フュージョン系
アラン・ホールズワース:レガート奏法の鬼才で、独特なコードワークとスケールが魅力。
フランク・ギャンバレ:スウィープピッキングを極め、エコノミーピッキングの名手。
・日本人ギタリスト
高崎晃(LOUDNESS):日本のヘヴィメタル界を代表するギタリスト。
松本孝弘(B’z):ロックからブルースまで幅広いスタイルで活躍。
SUGIZO(LUNA SEA / X JAPAN):幻想的な音作りとテクニカルなプレイが特徴。
これからもギタリストはたくさん出てくると思いますが素晴らしい人達だと思います。そしていつまでも現役でいてほしいですね。
●上記の中には有名な大楽学校卒業、または講師のギタリストもいます。楽譜がすらすらと読めたり、バックのミュージシャンである人もいます。そしてその多くは「ギターを習った人」です。全ての人がギタリストとしてプロになる訳ではありませんがやはり習うことの重要性は分かる気がします。そして初心者のころからギターの基礎を習えれば大きな壁も乗り越えることができると思います。もう一度書きますがギターは楽器です。簡単にはできないのですがしっかり指導を受けることができればできる楽器でもあります。
参考にしてみて下さい。よろしくお願いします。