東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sGuitarSchoolです。
●今回は初心者の人にお勧めのストラップです。ストラップは大切なパーツです。ギターを安定させるためには必要です。またエレキの人のものにも思えますがアコースティックギターでも必ずつけて練習してほしいです。ギターはボディが安定しないとどうしても左手は言うことを聞かないものです。ギターが少しでも揺れれば左手はネックを握ることになりその無駄な力が指の動き、ソロやコードチェンジの妨げになります。アコースティックギターやエレキギターのボディのくぼみはギターを膝に置くためにあるわけではありません。音響に関わるからあの形なんですね。この点はとても重要です。無理にボディのくぼみを膝に載せたりすれば今度は左手のフォームがおかしくなってまた指が動かなくなります。そのためにも適切なストラップを選び、しっかりと安定させたいです。最初はストラップの柄や値段で選びたくなりますが一度、検討してみてほしいです。まずはエレキギター用です。
Levy’s Leathers(レヴィーズレザーズ)
特徴:高品質なレザー素材で耐久性が高く、快適なクッション性もあります。デザインも多彩です。
おすすめモデル:Levy’s M18、M17シリーズ
・とても有名なブランドです。ストラップのメーカーとしてはとても有名です。
Ernie Ball(アーニー・ボール)
特徴:シンプルで丈夫なナイロンストラップが多く、コストパフォーマンスに優れています。
おすすめモデル:Super Slinky Strap
・こちらもかなり昔からあります。デザイン自体はそれほど多くはありませんが定番とも言えます。安く手に入りやすいとはいえ、十分なものではないでしょうか。もともとErnie Ball(アーニー・ボール)は弦のメーカーなのでその点はご注意下さい。
Fender(フェンダー)
特徴:ギターのブランドとしても有名で、クラシックなデザインと信頼性があります。
おすすめモデル:Fender Classic Strap
・こちらもとても有名です。フェンダーのロゴがたくさん入っており、ギターがストラト、フェンダーの人にはデザインとしてはぴったりですね。生地がしっかりしたものが多いように思います。
D’Addario(ダダリオ)
特徴:快適さと耐久性を兼ね備えたストラップを提供しています。
おすすめモデル:D’Addario Planet Waves
・こちらももともとは弦のメーカーの名前です。もちろん弦が作れるからストラップがいい訳ではないので単なるブランド名だと思ってください。
Mono(モノ)
特徴:ミリタリースタイルのデザインと高い耐久性、長時間の演奏でも快適です。
おすすめモデル:Mono M80
選ぶ際のポイントとしては、長さ調整のしやすさ、クッション性、素材の耐久性、デザインの好みなどがあります。例えば、長さの調整のしやすさならアニーボールなどのバックルのあるものは好きな長さに調整が可能です。少し高価になりますが革性のものはしっかりとしていて肩にも食い込むこともなくとてもいいのですがベルトのように穴に入れるタイプが多いため、好きな高さの穴がなかったり長すぎたりもします。とくに海外製は体の大きな人に照準を当てているため短くならない傾向にあります。クッション性は大切です。ストラップの安さはこの点もあり、とてもしっかりしたクッションのあるものはかなり高価です。しかしその反面長時間の練習でも肩に負担をかけません。少し太くなってしまっても肩にはとても楽です。素材の耐久は使ってみないと分からない部分が多いのですが、革はどうしても穴が広がってきてしまいます。また安いものはほつれがでることもあります。デザインはある意味では重要ですね。しかしデザインのみで選ぶことはお勧めしません。肩から滑りやすい材質ですと演奏中にズレてしまいギターが弾きにくくなります。初心者の方は少し慎重に選んでほしいと思います。
次にアコースティックギター向きのストラップを調べて紹介します。
ナイロン製ストラップ(初心者向け・軽量)
Ernie Ball Polypro Guitar Strap
カラーバリエーションが豊富。
シンプルで軽く、耐久性あり。
Fender Nylon Strap
Fenderのロゴ入り。安心の品質。
手ごろな価格。こちらはエレキ用でも紹介したのでかなり幅広く使えます。
D’Addario Planet Waves Polypropylene Strap
滑りにくい素材。
長さ調整がしやすい。この長さ調整は嬉しいですね。
レザー製ストラップ(高級感・長時間演奏向け)
Levy’s Leathers M26
カナダ製の本革使用。
クッション性があり、肩に優しい。アコースティックギターはエレキギターよりも軽いため肩の負担は少ないにしても、やはりクッション性は重要です。
Taylor Wings Distressed Leather Strap
Taylorギターとの相性抜群。
落ち着いたデザインが魅力。
Martin Leather Strap
マーチン純正。アコギとよく合う上品さ。
デザイン系ストラップ(個性重視)
RightOn! Straps MOJOシリーズ
スペイン発のハンドメイド。
エスニック・レトロ・モダンと多彩。
Souldier Custom Straps
ビンテージ生地を使用。
オーダーメイド感覚のデザイン。
Ibanez Retro Strap
ポップでロックなデザイン。
幅広で肩への負担も少なめ。
快適性重視モデル(長時間の演奏に)
Gruv Gear DuoStrap Neo
両肩にかけるデュアルストラップ。
肩や腰の負担を軽減。
Mono Betty Strap
厚手でクッション性抜群。
MONO製ギグバッグとの相性◎。
一部のアコギにはストラップピンが一つしかない場合があり、その際はネック側にストラップ用コードやアダプターが必要になります。そうは言っても肩紐で代用はできます。メーカーによってはアコギ用やエレキ用との区別がなく、肩紐が同封されている場合もあります。ただし、ネックのナット付近に紐で結ぶ方法は肩から落ちやすくあまりお勧めしません。できればネックヒールの辺りにピンを打ってしっかり肩から下げれるようにしたいです。革製ストラップは最初やや硬めですが、使うほどに馴染みます。最初は少し我慢がいるかもしれませんね。またアコースティックギターでもエレアコ仕様になっているものはボディ側のピンとエレアコのジャックが同じになっているためストラップがつけにくくなっています。その際は演奏中に抜けない工夫が必要です。またそれ専用のストラップのアジャスターも販売されています。このように若干、アコースティックギター用は違いがありますね。最終的に選ぶコツは
エレキギター用ストラップの選び方のコツ
①【幅】は「肩の負担」に直結!
細いストラップ(〜5cm):軽いギターや短時間演奏向き。動きやすい。
太めのストラップ(6〜9cm):重量級ギターや長時間プレイにおすすめ。肩の負担を軽減。
②【素材】で選ぶ(快適性&耐久性)
素材 特徴 向いている人
ナイロン 軽くて安価。滑りやすいことも。 初心者・軽快に動きたい人
ポリプロピレン 耐久性が高く滑りにくい。 万能型、予算抑えたい人
本革 高級感があり、使うほど馴染む。 プロ志向・長く使いたい人
ネオプレン・フォーム入り クッション性◎。肩への負担軽減。 長時間プレイ・腰痛持ちの方
③【長さ調整】は「立ち姿勢」重視!
立って弾くことが多いなら、長さがしっかり調整できるものを選びましょう。
スラップ奏法やハイポジションの演奏をする人はやや短めに調整するのが◎。
④【ロックピン or ストラップロック】の使用推奨
エレキは動きが多いため、ストラップが抜けやすいです。
ロックピンや**ロック機構付きストラップ(例:DiMarzio ClipLock)**で安全性アップ!
⑤【デザイン】も大切なモチベーション
シンプルな黒系:どんなギターにも合う。
バンドロゴ入り・カラフル:個性を出したい人におすすめ。
ビンテージ風・ミリタリー系なども人気。
アコースティックギターの場合
ストラップ選びの5つのコツ
① ギターのストラップピンの数を確認
アコースティックギターはストラップピンが1つしかないモデルが多い。
ネック側にピンがない場合、ヘッド部分に結びつける専用のストラップコードが必要。
ストラップ購入時に「ネック結び用の革ひも」付きか要確認!
② 素材の違いで選ぶ(快適性・見た目)
素材 特徴 向いている人
ナイロン 安価・軽量・カラフル 初心者・コスパ重視派
コットン 柔らかく肩になじむ 長時間演奏する人
レザー 高級感・耐久性◎ デザイン重視・長く使いたい人
クッション入り 肩の負担軽減 長時間ライブ・重いギター使用者
③ 幅の広さに注目(肩の負担)
細いストラップ(3cm前後) → 見た目スッキリ、でも重く感じやすい。
幅広ストラップ(5cm以上) → 肩への負担軽減、特に重めのギター向け。
④ 長さ調整がしやすいか
自分の演奏スタイル(座り・立ち)に合わせて調整できるものが便利。
多くのストラップは「130〜160cm」の間で調整可能。
立って演奏する方は、長め(最大160cm以上)対応を選ぶと◎。
⑤ デザインとブランドの信頼性
ステージでの見た目も大事。お気に入りのデザインでモチベUP。
参考にしてみてください。よろしくお願いします。