いつもご覧いただきありがとうございます。
私は渋谷に住んでおりますが凄い雨です。こんな日にギターを
持ち歩くのは大変なので今日ばかりはお休みが嬉しい気がします。
前回に続きましてラウンドワウンド弦とフラットワウンド弦の話です。
現状、ポピュラー音楽のギター演奏に関してはかなりの割合でラウンドワウンド弦です。
前回ご紹介したJAZZがフラットワウンド弦、稀にカッティングをする人が使うケースが
あると聞きますが私は見たことがありません。
ポピュラー音楽とはアメリカの音楽です。アメリカはたくさんの国のが集まって独立して一つの
国になりました。原住民であるインディオの音楽はポピュラー音楽ではありません。こちらは
インディオの民族音楽となります。クラッシックはヨーロッパ全土のまた民族音楽と捉えること
もできます。少々強引ですが。以外にあるのはラテン。こちらも南アメリカの民族音楽
です。つまり、ポピュラー音楽とはアメリカという国ができた後クラッシックやいろんな民族、
特にアフリカ黒人の融合によりできたものです。
どうしてポピュラー音楽をここで紹介するのかというと、弦楽器、特に私たちのギターの
発祥はヨーロッパ。クラッシックですね。その中でバイオリン、チェロ、コントラバス
などなど。これらの楽器はフラットワウンド弦です!実はフラットワウンド弦は
ポピュラー音楽で馴染みがないだけでクラッシックで使われる楽器の殆どはフラットワウンド弦。
つまり本来弦の主流はフラットワウンド弦と私は思ってます。まず、弓で弾く。これがラウンドワウンド弦
では難しい。また弦ノイズ。きゅっきゅと滑らせるときのあの音ですね。その弦ノイズがないのが
いいのでしょう。
どうしてラウンドワウンド弦がポピュラー音楽において主流になったのかは分かりません。
値段を推し量る際、大切なのは時間とコスト。確かにラウンドワウンド弦の方が
コストはかからなさそうです。丸い弦を巻きつけるだけです。でもフラットワウンド弦は
素人から見ても製造に手間がかかりそうですね。
とてもたくさん制作され、出荷されるエレキギターやアコースティックギター。これらに
最初からフラットワウンド弦を張っていては大変だったのかもしれません。
ある意味のコストダウン。それが逆に私たちのポピュラー音楽にマッチしていったのかも
しれません。
最後に。
今回のブログは私の単なる見解です。もっと他にたくさんの理由があるのかもしれません。
しかし弦はピックなどと同じくらいのレベルの消耗品。奥が深いと思い書きました。
よろしくお願いします。