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ペグを検討。

ペグを検討。

いつもご覧いただきありがとうございました。

昨日は凄い雨でした。渋谷は谷になっているので豪雨になると

冠水することもあります。弊社のすぐ近くに山手線をくぐる

坂道がありますが冠水するらしいです。

 

今回からはギターの話です。順番にヘッドから行きたいのですがまずはペグ。

クラッシックギターの世界では糸巻きと言います。年配のクラッシックギターの

製作家は結構、糸巻きと呼んだりしています。そう、弦を巻きつけるパーツですね。

(糸ではありませんが)

このペグはチューニングに大きくかかわるパーツです。どちらか一方に回せば弦を

引っ張る、緩めることになります。弦を引っ張れば音は高くなり、弦を緩めれば

音は低くなる仕組みです。チューニングがくるった場合はペグの締め、緩めで

調整します。

 

このペグ、最初は鉄製ではありませんでした。木だったんです。ですので精度は

本当に悪かったものでした。しょっちゅう弦の張力に負けて回ってしまいます。

しかしこれは本当に古いギターの話です。クラッシックギターですね。

現在ポピュラー音楽で使われるエレキギター、アコースティックギターには

まずありえませんが古いクラッシックギターにはありました。私も過去に見た

ことがあります。名器ホセラミレスでした。

 

もちろん、今は鉄製になっていてよほどのことがない限りは弦の張力にに

負けて緩んでくることはありません。しかもクラッシックギターは弦が

アクリルに対し、私達のポピュラー音楽のギターは弦も鉄製です。かなり

の張力になるはず。それでも反転することはありません。

 

このペグというパーツ、調べればたくさんあるのかも知れませんが代表的な

メーカーは何社もありません。グローバー、シャーラー、クルーソンなど。

そして特に多いのはゴトー。GOTOHと書きます。こちら、後藤さんです!

そう、日本のメーカーなんです。量産のギターでもこのGOTOHはたくさん

使用されております。とにかく上記の海外のメーカーと引けを取らない

精度。少し余談ではありますがさすが日本製。日本製の凄いところは

タイヤ、蛍光灯、私たちの日常の消耗品。大量に作れば精度は落ちてゆくのですが

日本製、落ちないのです。(不良品がすくない)

 

現在、他国で安く作る時代になってしまいましたがひと昔前、車を購入するとタイヤ

は日本のメーカーが当たり前でした。でも日本製のタイヤは世界ナンバー1クラスです。

消耗品なのに世界クラス。日本人のモノづくりの賜物ですね。

 

話はそれてしまいましたが次回はペグの仕組みを書いてみたいと思います。

 

 

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