いつもご覧いただきありがとうございます。
今回はアクティブピックアップの2回目です。アクティブピックアップは2回目に
なりました。重要なのはパッシブであるシングルコイル、ハムバッキングなのですが
各メーカーの独自の取り組みを紹介していると本当にキリがありません。またメーカー
もハンドメイドを含めると本当にたくさんあります。しかしピックアップのサウンドの
要素の原点はその巻きのレシピです。どの辺にどれだけ巻きを作るかといったことが
最大のポイントです。そうなるとさすがに紹介できませんでした。
今回はアクティブピックアップのメーカーから。
上記のようにアクティブピックアップにはあまりメーカーがありません。安い量産の
ものはたくさんあるかもしれませんがズバリ代名詞はEMGです。元祖でもあります。
そしてバルトリーニ。こちらはベースでよく見かけました。他にはセイモアダンカンも
作っていますがセイモアダンカンは元々からパッシブのメーカーなので手を広げたイメージ
です。EMG、バルトリーニはおそらくパッシブは開発していないと思われます。
アクティブピックアップの最大の利点はノイズの少なさです。エフェクターを多数つないでも
ローノイズなのは嬉しい。レコーディングで大きくものを言います。しかし専用のポットを使用します。
パッシブ用と比べると10倍ちかくインピーダンス(抵抗値)が違います。フロントをパッシブ、リアを
アクティブとした場合、インピーダンスの違いから同じポットが使えません。現在では切り替えが
可能になりましたがここは注意です。
そして一番の難点はピッキングのニュアンスが出にくい。ピックアップそのものがアンプにもなっている
、増幅をしているのでパワーでかき消されてしまう感じです。ブルースのようなピッキングのニュアンスが
とても重要な、時として弦が大暴れするような演奏。こちらもペターン!といった感じでして‥。
個人的な感想なのですが。少しジャンルを選んでしまいます。
レコード、CD、短い命でしたがMD、そしてデータによるMP3の圧縮。メディアの時代は移り変わってきました。
しかしレコードに根強いファンがいるのは例えていうならパッシブだからです。コントラバスの弦を
弾く指の音までうっすら聞こえる臨場感。CDより先はノイズと共に消していってしまったんですね。
もちろんギターの演奏のニュアンスはピッキングだけではありません。左手もとても重要です。
だから全てにおいてこのニュアンスが消えるわけではありません。そうすると今度は使いてを選びますね。
ピックアップはその値段もさることながら、そうそう簡単に試せません。アクティブピックアップへの
交換は慎重に選びましょう。
次回からはブリッジを書きたいと思います。よろしくお願いします。