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左の指の位置。関節の角度。

今回も左手の話です。また指の説明です。そして関節の角度の
話です。左手の指の関節、その角度は90度くらいです。

これはあくまで目安になります。ただし各弦によって変わるものではありません。6弦から1弦まで同じ角度で動くことが望ましいです。
前回の話では指は爪を立てるイメージだとお伝えしました。そうなると角度は自然に約90度くらいになるはずです。ただし親指を
除く人差し指、中指、薬指、小指と長さはバラバラなのであくまで
90度は目安です。また奏法によってはどうしてもそうはならない場合もあります。しかし基礎はしっかり角度がついて曲がることです。

よく見かけるのはベタっと一直線になっている人です。これは指先で押さえていない場合になるのですがよくはありません。
Chordを弾くときは仕方がありません。ギターの弦は6本に対し、親指を除外した4本の指でChordを弾くのならセーハ、バレーと
言って一直線にせざるを得ません。今回はあくまでSoloを弾くときの左手の指のフォームです。

関節に角度をつけて弾くことができればしっかりと弦をプレスすることができます。爪の付近は固い場合が多く肉に食い込むことが
少なくなります。また狭いフレットにも入りやすいので良い奏法に
なりやすいです。

この角度は先にも書きました通り、各弦において大きく変わることがありません。私が生徒を見ていて思うのは1弦から6弦へ向かうとき、
この指の第一関節を延ばし弦を捕まえようとすることです。
弦は捕まえるのではなく真上からプレスするイメージが大切です。
ですので手首をネックからせり出すようにし、関節の角度は変えない、
そうすれば太い6弦などもしっかり押さえることが可能になり
ます。

エレキギターのチョーキングなどもこの指の角度は大切になります。
チョーキングは弦を押さえつける、それをある意味強引に上方へ
引き上げるテクニックです。フレットを削っているテクニックとも
言えます。しかし関節が伸びてしまうと指の中で弦が遊んでしまい、
上方に弦を上げることができず音程もまた取れなくなります。

このように左手の指の角度はとても大切です。
参考にしてください。

よろしくお願いします。

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