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ジャズギターは人気がない?ジャズに興味があれば大丈夫。

東京は渋谷にあります。個人レッスン専門のギター教室。T’sJazzGuitarSchoolです。

●前回に続いてジャズの歴史から今回はジャズギターにのみ焦点を当てて書いてみたいと思います。まずジャズギターですが実際に比べれば人気がないだけです。やはりピアノ、トランペットなどはとてもジャズの中では人気です。そしてリスナーなのかプレイヤーなのか。リスナー、レコード好きな人はやはりジャズギターではありません。マイルスデイビスなんて大人気ですね。しかしプレイヤーになるとギター以外は簡単に挑戦できないといった悩みもあります。ギターはその点でプレイヤー向きです。もちろんギターでジャズを演奏することは簡単ではありません。しかし練習の環境を考えるとピアノやドラムから比べるとはるかにハードルが低いです。もちろんギター好きでなければなりませんが。それからどんな楽器であれ奥が深いです。はまってさえくれればジャズギターも楽しめると思います。「ジャズギタリストで一番は誰か?」という質問は、時代・スタイル・個人の好みによって大きく変わるため、“絶対にこの人が一番” という答えは存在しません。ただし、世界的に評価が高く「ジャズギターの歴史を作った」と言われる名手たちはいます。代表的な数名を挙げます。

・ 歴史的に「トップ級」とされるギタリスト

ウェス・モンゴメリー(Wes Montgomery)
オクターブ奏法の創始者。多くのギタリストが最も影響を受けた人物として名前を挙げます。「ああ、この人ウエスから影響を受けてるな」なんて聞くとわかるくらい特徴的でもあります。ジョージベンソンはウエスの再来と言われたくらいでした。ただしジョージベンソンは後にシンガーみたいになりギタリストの色が薄くなってしまったのも特徴です。ですので後半にも名前が挙がりません。私個人的にはギタリストとしても好きです。

ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt)
ジプシージャズの祖。2本の指しか使えなかったにもかかわらず驚異的な演奏を残した伝説的存在。この人もジプシー音楽に大きく傾倒しておりジプシージャズなんて書かれますがもともとジプシーの音楽でもありません。ジャズは。少し特別な扱いですね。

パット・メセニー(Pat Metheny)
現代ジャズギターの象徴的存在。音楽性の幅が広く、世界的人気を誇ります。急に時代が飛んでしまいます。ただしファンはとても多くここまでくると王道のジャズではありません。もうフュージョンの域ではないでしょうか。しかし上手くエレキの要素を取り入れてとてもかっこいいです。

ジョー・パス(Joe Pass)
ソロギターの名手。1本でバンドのような演奏をする“至高の職人”。このような紹介が多いのですが決してジョーパスの魅力はソロギターではありません。ただし即興であれだけすらすらとソロギターを弾く人もいなく、とにかくどれだけ曲を理解していてもあれができる領域は信じられません。天才的なものでしょうか。また普段の演奏でもふんだんにテクニックが取り入れられていてソロギターが受けただけで実際、ジャズへの理解はとても深いギタリストだと思います。

・日本で特に人気・評価が高いジャズギタリスト

渡辺香津美(Kazumi Watanabe)
日本を代表するジャズギタリスト。技術・音楽性ともに世界レベル。実はYMOの一員だったりもします。もう大御所ですね。

小沼ようすけ(Yosuke Onuma)
メロウで美しい音色が特徴。国内外で高い評価。私が彼の話を耳にしたのはジャズギターコンテストでした。かなり若いです。

ここでもう一人、ジム・ホール(Jim Hall)を紹介します。ジム・ホール(Jim Hall)は、ジャズギターの歴史の中でも最も洗練され、知的で、影響力の大きいギタリストの1人です。派手さよりも“歌心”“間” “アンサンブル”を重視するスタイルが特徴で、ミュージシャンからの評価が非常に高い人物です。ここでは彼について色々と分かりやすくまとめますね。

ジム・ホールの特徴
■ 1. とにかく「音楽的」なギタリスト

速弾きやテクニックを見せるタイプではなく、メロディの美しさ、フレーズの呼吸、音の選び方が極めて繊細で“ギターで歌う”ような演奏が持ち味と言われています。

■ 2. 「間(space)」の名手

必要以上に弾かず、音を置く位置が絶妙→ チャーリー・ヘイデン(Bass)と組んだデュオはその象徴。Bassとのデュオならロンカーターも有名です。

■ 3. コードワークの天才

シンプルなのに深い和声、かつギタリストと思えないようなピアニストのように豊かなボイシングが特徴です。一見すればコードネームが分からないなど。パット・メセニーが強く影響を受けているのは有名なのですがもちろんパットメセニーだけではありません。ここにあえて特筆した理由でもあります。

■ 4. アンサンブルを重視

「自分が主役」というより、“バンド全体の音楽が良くなる” プレイを目指すタイプ。あくまでジョーパスと比べればなのですが。

・ 代表作(入門におすすめ)
★ Undercurrent(Bill Evans との名盤)

ピアノとギターのデュオという非常に繊細な編成。
静かで美しい音楽が続く、名作中の名作。

★ Jim Hall Live!(1975)

抜群のインタープレイが聴けるライブ名盤。
フレーズのセンス、音選びの妙がよく分かります。

★ Concierto

ポール・デスモンド、チェット・ベイカーらとの豪華共演。
「Concierto de Aranjuez」のアレンジが特に有名。

★ Live at Town Hall

晩年の円熟したトーンと間の取り方が最高。

●正直まだまだあります。ロックとの違いは有名なシングルカットのようなものがありません。あくまでアルバムとしてなのですがジャズのアルバムはそのような感じが強いです。ですのでここに挙げたものよりも好みのスタイルであったり好きなスタンダードであったりが録音されていて、それが好きだという理由もありますね。これはジョーパスにも言えることなのですがジョーパスのソロアルバムはたくさんあり、シリーズのようになってしまったのが正直残念です。「ジョーパスといえば」みたいなイメージがソロギターの人のイメージにつながったのだと思います。本当はまだまだ違う要素があるのですが。アルバムの制作の感じも随分と違いますね。最初にジャズを聴いて困惑する部分なのかもしれません。また録音も各楽器ごとに録音するのではなくアンサンブル形式なので臨場感もあります。半面、編集されてしまったような感じもまたありますね。その他に

影響を受けた&影響を与えたミュージシャン
■ 影響を受けたギタリスト

チャーリー・クリスチャン、バーニー・ケッセル、ウェス・モンゴメリー(精神的な影響)

■ 影響を与えたギタリスト

パット・メセニー、ジョン・スコフィール、ドラゲ・ルンド、ピーター・バーンスタインなど

影響を受けた、受けていないの判断はとても難しいです。ジャズには様々なスタイルがあります。影響を受けたからと言ってスタイルまで同じになるわけでもないのであくまで影響と演奏スタイルは別だと思います。特に日本人のアーチストはこの影響に大きいです。誰と誰なんて書けばファンの方の思いを逆なでしてしまうので今回は避けますが、これってだれだれさん?と思われるスタイルの方は多いです。そして残念なことに音楽ではなく仕草や服装であったりがよく似るのですが音楽は全く違うこともあります。

モード・ジャズを語るうえで重要なギタリスト
ジム・ホール(Jim Hall)、パット・メセニー(Pat Metheny)、ジョン・スコフィールド(John Scofield)、マイク・スターン(Mike Stern)マイク・スターン(Mike Stern)など。

ビバップ・ジャズを代表するギタリスト
チャーリー・クリスチャン(Charlie Christian)、タル・ファーロウ(Tal Farlow)、バーニー・ケッセル(Barney Kessel)、ハーブ・エリス(Herb Ellis)、ジミー・レイニー(Jimmy Raney)など。

この中でもその時代に活躍しただけの人もいればしっかりスタイルを踏襲した人もいてとてもジャズギターは面白いです。その激しさから人気があるスタイルはモードなのですがたくさん勉強をして練習をするならビバップが好きな人もいます。このようにエレキコースではヘビーメタルしか教えない。アコースティックギターはミスチル、スピッツのみといったスタイル限定はありません。しかしジャズは演奏スタイルも様々あるのでどのスタイルを学ぶべきなのか。T’sJazzGuitarSchoolでは「モダンジャズ」が基本です。映画音楽などがジャズになりはやった時代のジャズです。映画音楽などの洗練されたメロディ、そこにジャズの要素を取り入れることによって様々なスタイルで弾くことが可能です。またどんな人世代でも楽しめますね。もちろんアドリブもちゃんとあります。しかしこのアドリブもまたスタイルがあるのでいつもライブは新鮮です。演奏している私達ですらまた新鮮な気がします。このモダンジャズをまず勉強します。そうすれば後にビバップを主体にアドリブをしたい、モードが好きだと思ってもモダンジャズから入った人は転向もとてもスムーズになります。T’sJazzGuitarSchoolでは演奏だけではなく将来どんなスタイルに取り組むかもまた、しっかり勉強できます。もちろん先生にはスタイルがあります。ちなみに私はモダンジャズが中心ですがもちろんビバップも好きです。このスタイルの流れからまたロックと違うところかもしれませんね。

参考にしてみてください。よろしくお願いします。

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